「レイチェル・マクアダムスの笑顔爆発!」きみに読む物語 Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
レイチェル・マクアダムスの笑顔爆発!
7月25日(木)
恵比寿ガーデンシネマで「トノバン」を観たら、次の回は再上映中の「君に読む物語」。引き続き鑑賞する。
「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドアー」の時にも書いたが、20年、25年前の映画を再上映してくれるのは、映画は映画館で観る事を基本としている身としては誠に有り難い。見逃していても縁のある映画は、いつかこういう映画館で観られるチャンスが巡って来るのだ。
この映画のノアとアリーが7年後に再会出来るように。
施設で暮らす認知症の女性(ジーナ・ローランズ)にある男(ジェームス・ガーナー)が物語を読み聞かせる。読み聞かせる物語の内容と現在の二人が交互に描かれる。
その物語とは、1940年代の話だった。
家族で避暑に来ていた17才のアリー(レイチェル・マクアダムス)に一目惚れしたノア(ライアン・ゴズリング)は猛アタックしてアリーとのデートにこぎつけ(二人で行った映画「リル・アブナー」にバスター・キートンが出ている!)、二人は恋に落ちる。
しかし、木材加工職人のノアと東部から夏の間だけ避暑に来ているアリーの身分の違いから夏の終わりに別れがやって来る。
アリーを忘れられないノアは365日手紙を書き続けるが、母親は手紙をアリーに渡さない。音沙汰の無いノアをアリーは諦め、大学を卒業して金持ちのロンと結婚する事になる。あれから7年が過ぎている。
結婚を前にして新聞でノアの記事を見つけた。夢だと語っていた家を買取ってリフォームしたのだ。7年前の想い出が蘇る。
アリーは想い出の地へ走り、ノアと再会する。リフォームされた家には絵を描くアリーのためのアトリエも作られていた。想い出の家で二人は結ばれる。
母親がやって来る。アリーに渡さなかったノアの365通の手紙を持って。母親もかつてはこの地の男と恋仲だったが富豪の男を選んだのだ。アリーに手紙を渡し昔の話をして悔いの無い選択を、と言い残して去る母親。アリーの選択は…。
物語はノートブックに書かれた二人の話で、物語を読み聞かされていたのは現在のアリーだった。読み聞かせていたのは夫のノアで、アリーは自分の物語だったのを想い出すが、5分後には忘れてしまう。ノアは心臓を病んでいて病院に運ばれる。
病院から戻ったノアは、アリーの部屋に足を運ぶのだが…。
「ファーザー」のレビューにも書いたが、私の母は認知症で、施設に入っている。5分後に忘れてしまう事も、言動が攻撃的になる姿も見ているので、ジーナ・ローランズの行動には納得だ。
それにしてもレイチェル・マクアダムスの笑顔の素敵なこと。惚れてまうやろ〜。
「アバウト・タイム」を思い出したが、レイチェル・マクアダムスの新作が観たくなってしまった。
私も映画は映画館派です。家のテレビは小さいですし映画の世界に浸るには映画館の暗闇に限ります。なのでNetflixにもはいってないのですが、最近はNetflix限定ものが増え始め困ってます。