「ハンカチを持っていてよかった」きみに読む物語 komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
ハンカチを持っていてよかった
前夜の妻との喧嘩を引きずって家に居づらくなり、出掛けた時に観た映画。なんてタイミングで観てしまったのか…
パンツ男という掴みからグイグイと物語の世界に引き込まれていく。
母親が娘を連れて昔駆け落ちした相手の今の姿を見せに行くシーン。胸の奥にある 言葉とは矛盾した感情を晒しながら、後悔のない選択をして欲しいという偽りのない親心が胸を打つ。そして母親や婚約者の助けもあり、have toから解き放たれwantを選ぶシーンの青空の眩しいこと。
夫が読む物語に書かれた添え書きを見せられたところからは涙腺が緩みっぱなし。ラストシーンでは完全に崩壊してしまった。
時代を超えて度々出てくる赤い毛布のような生地、二人を結ぶ大きくて丈夫な赤い糸の様にも思える。
素晴らしいストーリーだけでなく、印象的な画が散りばめられた、とても素晴らしい作品。小さな花束を持つライアン・ゴズリングが、とてもキュートだった。
ゲリラ豪雨に追い掛けられるように駅に向かいつつ、妻に花を買って帰ろうと決めた。
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りかさんのコメント
2024年8月22日
ふっふっふっ‥あっ、失礼いたしました。是非是非奥様に本レビューを見せていただけたらと強く要望いたします🤲
母はその時その時の自分を肯定しているのですね。大事なこと。そして、金持ちの現夫を選んで良かったと思っている。娘も良い選択だったと思います。これだけ愛されたのですから。また、暮らしも不自由無さそうだし。
是非是非❣️
りかさんのコメント
2024年8月21日
最初と最後の2行がいいですね。
私は、あの母親の行動が解せませんでした。結局娘は我が思う道を進みましたし。ただ、婚約者が人が良すぎるというか気の毒でした。とか言いつつ大好きな作品です❤️