「異色の法廷ドラマ」ニューオーリンズ・トライアル よしさんの映画レビュー(感想・評価)
異色の法廷ドラマ
銃器メーカーを相手に起こされた訴訟で行われる、陪審員を巡る攻防を描く物語。
法廷サスペンスに食指が動かなくなって、どの位経つでしょうか?どんなに素晴らしい映画でも、最後は「信じていた依頼人が実は・・・」というオチで終わるものが殆どで、何時しか興味がわかなくなってしまいました。
この映画の、「陪審員にフューチャーした特殊な設定」は、そんな「オチ」に対する不安を払拭する、とても興味深いものでした。
主人公ニコラスの手練手管の小気味良さを随所に散りばめながら、ラストに繋げるストーリー展開も見事でした。そして、ラストの展開の意外性は、説得力も十分。
ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン等の名優の魅力も満載で、一見の価値がある素晴らしい映画だと思います。
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