「モンスターじゃない」モンスター(2003) トタ助さんの映画レビュー(感想・評価)
モンスターじゃない
連続殺人犯の実話である事と映画のタイトルから、それは恐ろしいモンスターが主人公なんだろうと思って観たが、実際にはまったく逆だった。彼女が連続殺人鬼となっていく様は説得力がある。最後に善良な男を殺し、自己嫌悪に陥る彼女に共感できる。彼女はモンスターなんかじゃなく、悩んで苦しんで恋をしている普通の人であり、誰だって彼女と同じ過ちを犯してしまう可能性があるよって事だろうし。「無垢な人ほど、残酷に周りの人を傷つける。」っていうセリフがとてもとても印象的だった。
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