「勝敗の果てに・・・」ミリオンダラー・ベイビー colt45SAAさんの映画レビュー(感想・評価)
勝敗の果てに・・・
先日「クリード」の続編をVODで観賞後、スルーしてた今作を観賞。「ロッキー」以降のボクサーが主人公である映画は最終的には主人公が勝利するパターンが多く感じるが、そもその「それ以前」のボクシングがテーマの作品と言えば、例えば古くはカーク・ダグラス主演の「チャンピオン」やジェームズ・R・ジョーンズ主演の「ボクサー」それにジョン・ボイド主演で再映画化された「チャンプ」等最終的に主人公の勝利に繋がらない映画が多かった記憶がある。
この映画はトレーナー(厳密には違うが)のクリント・イーストウッド側の視点から主人公の女性ボクサーを描いたモノ。
「ロッキー」や「クリード」のようなお祭り騒ぎ的展開のない地味な作りだが、前半の主人公による連勝シーンは楽しい。逆に後半は辛い・・・これがこの映画の構成による勝利だと思う。
見終わった後心底残る作品になっている。
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