「マリリン・モンローがマリリン・モンローその人になった映画と言えると思います」紳士は金髪がお好き あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
マリリン・モンローがマリリン・モンローその人になった映画と言えると思います
さすがハワード・ホークス監督に外れなし
ミュージカル映画も絶品に仕上がってます
冒頭いきなりのリトルロックのステージシーンでノックアウトです
ボン、キュッ、ボンのグラマーかつ綺麗なお姉さんが歌って踊る
もうそれだけでオールオーケーの映画です
ミュージカルシーンの歌も踊りもなかなか
有名な「ダイアモンドは女の親友」だけでなく、どの歌も良い仕上がりです
ジムでの歌と踊りは特に痺れました
主演はジェーン・ラッセルの方でクレジットもモンローよりも上です
お話も彼女がメイン
ボン、キュッ、ボンのキュッと締まったウェストの細さも高身長のスタイルの良さ、脚の長さといった全身のシルエットも明らかにジェーン・ラッセルの方が上なのです
しかし観終わってみれば、もうマリリン・モンローしか頭に残っていないのです
特典映像の公開当時のニュース映画でもこの二人が登場した時、名前はモンローが上になって逆転していましたから世界中の人間がそうだったのでしょう
彼女がノックは無用、ナイアガラときてブレークしかけて、遂に本作で人気が爆発したと言うわけです
本作でのローレライの役柄が、私達いや世界中の人間が知るマリリン・モンロー、その人のイメージとなっているのがハッキリと分かります
つまりマリリン・モンローがマリリン・モンローその人になった映画と言えると思います
その意味で彼女の代表作と言うべきだと思います
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