「 コッポラの前作『ヴァージン・スーサイズ』にはがっかりしたが、今回...」ロスト・イン・トランスレーション kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
コッポラの前作『ヴァージン・スーサイズ』にはがっかりしたが、今回...
コッポラの前作『ヴァージン・スーサイズ』にはがっかりしたが、今回は自分の体験を基に自然体で描いたことに大成功。もちろん、彼女の手腕よりも俳優陣に助けられたことの方が大きいと思うが、幾分ドキュメンタリー風の撮影と音楽(特にはっぴいえんど)のチョイスも光っている。
アメリカと日本における言葉の壁、文化の違いによる疎外感以外に、二組の夫婦間の疎外感をも表現している。同じ境遇であるからこそ出来た「孤独の共有」を綺麗に描いていたと思う。
LとRの発音は身につまされる思いで、今後気をつけたいものだ(ripとlipという脚本はわけわからんが・・・)。しゃぶしゃぶのくだりでは文化の違いを感じさせられました(笑)
【2004年6月映画館にて】
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