「金庫破り!」レディ・キラーズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
金庫破り!
『マダムと泥棒』(1955)のリメイク。元々コメディであったものをコーエン風にブラック仕立てにしたような映画だが、俳優陣に魅力が感じられない。ガウェイン(マーロン・ウェイアンズ)の汚い言葉も綺麗な発音だし、バンケイク(J・K・シモンズ)もキレ具合が足りないのだ。東洋人の将軍(ツィ・マー)とランプ(ライアン・ハースト)だけは存在感があり、見ているだけでも面白いんですけどね(笑)
教授が「みんなもっと観客を笑わせようよ!」とでも言わんばかりにひきつった笑いで引っ張る健気さが可愛かった。イルマ・P・ホールはカンヌで賞を獲っているが、本土でも何かもらえる気がする。
【2004年5月映画館にて】
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