死霊伝説 セーラムズ・ロットのレビュー・感想・評価
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アメコミ
作家である主人公さんが街に引っ越してくる!
早い段階から吸血鬼バーロー様のお顔を拝見できるので、元々のストーリーよりもホラー味の方が先行したイメージ。
作家先生である理由もあまりなく、襲われた段階で「祈祷をして!作家でしょ!!」って無茶振りされたところくらいかなぁ。
インスピレーションや過去の振り返りのための帰郷もそこまで深掘りもなく、弟を攫われた兄の記憶が戻らないのを見て、幼い頃の恐怖の出来事は覚えていないの一言でほぼ完結。
きっと彼も両親の事故の記憶を探すべく戻ったと推測。
ホラー表現は斬新で良かった。
攫われる兄弟のシルエット、聖書を開くと血みどろのように見えてジャムを塗った食パンに切り替えられる。
そして、十字架の発光!!!!
あ、新しい!!!
木の棒にテープを巻きつけて十字架っぽくしたやつも発光!
逆に酒に溺れた神父の信仰の薄れから光の消える十字架。
まさかの噛まれても狂犬病の薬で治るとか!!
こんなに設定を盛って大丈夫なのか…
1番活躍するのが11才のマーク。
いい大人達がガン首揃っているのに、コミックで得た知識と攻撃力でガッツンガッツン殺してく。
画面が暗くてわかりづらいのと、人間関係のおさらいで序盤を見返したらよく絵作りもされて、伏線もバッチリ。
まさか、ドライブインシアターの車が棺桶とか…
新しい展開で飽きずに観せてくれるが、バーロー様のお顔はレトロな感じなのが逆に良かった。
スティーヴン・キングファンとしての感想です。
怖さもびっくりも控えめなしっとりのんびり目のゾンビ風ヴァンパイア映画。 スティーヴン・キングのファンじゃなかったら面白いのかちょっと分かりませんが、キング作品のジワジワ進む世界観や美しさがちゃんと描かれていて私は好きです。 最後急にノリノリROCKが流れますがその音楽違くない?と思いましたw
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