キンキーブーツ(2005)のレビュー・感想・評価
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LGBT
この世間で最近叫ばれていることを少し上手に取り上げた映画です。
ニッチ市場で一花咲かせようとする主人公が性別を超えてブーツを作る話。
微笑ましく見れました。
くくられた需要を広げればビジネスチャンスとなることを改めて実感するとともに今観て良かったと思えます。
ミュージカル
印象に残ったのは、
女の人は男のどこに魅かれると思う?女性的なところよ。感受性、思いやり…
ってとこかなー。ローラの歌がよかった!
他の人のレビューで、
女装、はっきりしない性別、物つくり、の3点に共通するのは、芯の通った自分。
中途半端
自分勝手な経営者と自分勝手な彼女に唖然。
全体的に唐突な印象で、展開についてけない。
実際あった出来事としては素晴らしいかもしれない。
でも個々の背景が中途半端で理解できず、
従業員とのラブストーリーは腹が立ったぐらい。
最後のキスシーンは本当に興醒め。
何の話?!って突っ込みたくなっちゃう。
経営者が1番理解不能。
興味ない家業を止むを得ず継ぐことになって、
最初は彼の境遇に同情した。
でも衝撃の出会いで突然やる気になって、
従業員の理解も不十分なまま新事業に突っ走って、
彼女を置き去りのまま勝手に2人の家を担保にして、
挙句に浮気されて、ムシャクシャして大事なビジネスパートナーでピンチを救ってくれた恩人に、
相手の人格否定をする八つ当たりまでして、
経営者のくせに私情で後先考えない言動。
最悪じゃん。
本当に全てが中途半端で説明不十分。
もったいない。
ローラ役の人の演技と、華やかなダンサーズと、煌びやかな衣装でなんとか最後まで見終える事が出来た。
良い映画
公開当時、いろんな雑誌でベタ褒めしてあったから ずっと見たかった映画。
相当面白いコメディなのだろうと期待してた。
見てみたら、爆笑コメディではなくヒューマンドラマでした。
ヘタレだった主人公が、会社の皆に認められたシーンは感動。
ラストも主人公が直視できないほどカッコ悪いんですが、 その後のシーンは爽快すぎました。
良い映画だった!
夢がある
時代に取り残され、倒産の危機にある靴工場とマイノリティーであるドラッグクィーンとの異質な共存で、全ての人に夢と自信を与えてくれる幸せな作品でした。
実話とのことですが、目の付けどころと人で事業って決まるんですね。
人間模様
靴工場の再建の話でしたが、その中での人間模様が面白かったです。
ローラとドンの腕相撲。
そこから紡ぎ出されるように人と人が分かり合い、ブーツ製作の成功へとつながっていく。
人と人とのつながりがよかった。
最後のショーの部分も観てて清々しい終わり方でした。
ローラの歌声もよかったです。
王道の逆転劇にちょっと倒錯した登場人物というスパイス追加
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 65
音楽: 80
キンキーとは異常なとか倒錯したとかといった意味。そのとおりに女装の大男のためのブーツを作る話である。
その女装の大男の登場以外では工場の作業場やらしけた事務所やらでけっこう地味な映像だが、物語は王道。苦境に陥ったビジネスに苦悩しそれを立て直すために奮闘する姿が女装男と共に面白おかしく描かれる。
あまり日本では馴染みのない俳優たちたが、女装の男サイモンを演じるキウェテル・イジョフォーは存在感がある。イギリスではかなり評価されている俳優のようだ。音楽も面白い。
違いを理解してあげること
面白かったです。ちょっと泣けて、嬉しくなって、元気をもらえました。
ドラッグクイーン・ローラのインパクトと繊細さを見事に表現したキウェテル・イジョフォーと、カリスマ性まるで無しの四代目チャーリーを演じたジョエル・エドガートン、絶妙でした。
ローレンが美人すぎないのも大正解、一途で可愛かったです。
ローラが泊まってるホテルのおばちゃん、良かったです。違いを理解してあげることは差別とは違う、相手にも温かく伝わるんじゃなかな。ふっと肩の力が抜けた気がしました。
実話の映画化って最後に・・・に捧ぐってのがいいですよね
実話だけあって脚本がいいよね。適度な笑いと、リアリティ持たせるプロットがちりばめられていて、飽きずに最後まで観る事ができました。
脚本がいいのだけど、正直主人公やその他のキャストも可もなく不可もなくって感じなのですがドラッグクイーンのローラさん。インパクト抜群です(笑)これだけでも観る価値ありですぞ。冒頭にも書いたけどやっぱろ実写って最初か最後に・・・に捧ぐってシーンが出てくるのですがあれってすごくわかる気がします。
スルメのように味わい深い作品
実話インスパイアものとしては味わい深かった作品。
大笑いするとまではいかないが、適度に笑える、違いがわかる方々の大人のコメディといったところでしょうか。
主人公の心の変化が実に上手く描かれていて観ていて飽きません。
特に亡くなったお父さんの工場や遺産、武田信玄ばりの「人は石垣、人は城」を地でゆくような「人こそが工場」の精神は感泣もの。
また、ドラッグクイーンも見た目とは裏腹にマイノリティゆえの苦悩が丁寧に描かれており見事。
登場人物の背景にある人間ドラマが色々な方向から短時間の間に描写されていくさまは見ごたえ十分。
ラストまでの盛り上がり方も十分で、起承転結がしっかりしており、エンディングの着地もばっちり。
良い作品です。
キウェテル・イジョフォーの野太い歌声がステキ!
これが実話をもとにしているという点でドラマチックだと思う。
男らしくてハンサムなキウェテル・イジョフォーのドラァグクィーンに扮した歌声が、グレイス・ジョーンズみたいでステキだった。
「ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!」「パイレーツ・ロック」のニック・フロストも出ていたけど、嫌味な工場作業員の役だったので、いつものコミカルさが控えめだったのがちょっと残念。
イギリス発の良作ハートフルコメディ!
これはおもしろい!
エンターテイメント作品としては文句なしです!
嫌なことがあってもすっかり忘れて楽しめる
文字通り笑いあり涙ありのハートフルコメディ。
観てるコッチの表情も自然とニヤニヤしてしまうこの感じは
「天使にラブソングを」を初めて観たときとよく似てます。
ドラッグクイーンが登場する舞台のおかげも手伝って
楽しげな音楽も満載。サウンドトラックもきっと聴き応えありですね。
テンポ良くサクサク進む分かりやすいストーリーに
これまた分かりやすい登場人物のキャラ設定に舞台設定。
「リトルダンサー」や「ブラス!」、「フルモンティ」、「トレインスポッティング」などなど
イギリス映画によくある炭鉱閉鎖に追い込まれた街の人々の一発逆転劇。
この作品では炭鉱が田舎の町工場に置き換わってはいるものの
いかにもイギリスらしいうす曇りの空気感には少なからず通じるものがあります。
お決まりのパターンと言えばそれまでのストーリーですが
それでもやっぱり最後は素直にホロリとさせられる良作。
子供から大人まで楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっています。
一度は観てみる価値あり!
※他サイトより転載(投稿日:2008/10/24)
定番どおりで楽しめます
井筒監督がテレビで「定番がはずれているから☆なし」と映画評を語っていたから、この映画ならきっと☆3つ獲得できるはず。ストーリーの展開が王道も王道。この映画楽しめなかったら、そこのキミだめだよ、というくらい定番どうり。ミラノのショーあたりでは、そこまでするか、というくらい。
ちょっと厳しいことをいいたくなったのは、未公開シーンのラストをみて、それはないだろうと思ったからだ。というより、映画の軸がブレているじゃないか、それならばラストをきっちり描けよ。それでこそ、イギリスの映画じゃないか。ということで、映画は100%楽しめただけに、裏切られた感が強かった。
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