「うまくはないのに、なんだか楽しい」勝利への脱出 チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
うまくはないのに、なんだか楽しい
いや、その、サッカーシーンとか、あんまり迫力ないんですよね。ペレのところとかは決まったねぇという感じではあるんですけど、スタローンのところとか、すごいあっさりしているように感じちゃいましたよ。省エネ撮影かっ!ってぐらい、サクッと撮ってる感じなんですよね。ジワジワ盛り上げる気がまったくなしというね。
しかし何だか面白いのがジョン・ヒューストンらしいなぁって思いました。だって第二次世界大戦におけるドイツ国内の捕虜収容所が舞台で、脱出モノですよ。それだけで楽しそうじゃないですか。しかもサッカーの試合がそこに絡んできて、パリのレジスタンスも登場! まぁ、地下組織なわけですから、地下に潜るわけですよ。そしてサッカースタジアムでのパリの大観衆の捕虜側への声援まである、と。どの要素を取ってみても、それだけで楽しそうですもんね。
言ってみれば、ジョン・ヒューストンって、すごい素直なんだろうなという気がしましたね。素直に映画を撮ってる気がします。まぁ、その素直さ、アフリカの大地で解放されちゃったりするわけですけどもね・・・
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