劇場公開日 1981年12月12日

「うまくはないのに、なんだか楽しい」勝利への脱出 チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5うまくはないのに、なんだか楽しい

2014年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

知的

いや、その、サッカーシーンとか、あんまり迫力ないんですよね。ペレのところとかは決まったねぇという感じではあるんですけど、スタローンのところとか、すごいあっさりしているように感じちゃいましたよ。省エネ撮影かっ!ってぐらい、サクッと撮ってる感じなんですよね。ジワジワ盛り上げる気がまったくなしというね。
しかし何だか面白いのがジョン・ヒューストンらしいなぁって思いました。だって第二次世界大戦におけるドイツ国内の捕虜収容所が舞台で、脱出モノですよ。それだけで楽しそうじゃないですか。しかもサッカーの試合がそこに絡んできて、パリのレジスタンスも登場! まぁ、地下組織なわけですから、地下に潜るわけですよ。そしてサッカースタジアムでのパリの大観衆の捕虜側への声援まである、と。どの要素を取ってみても、それだけで楽しそうですもんね。
言ってみれば、ジョン・ヒューストンって、すごい素直なんだろうなという気がしましたね。素直に映画を撮ってる気がします。まぁ、その素直さ、アフリカの大地で解放されちゃったりするわけですけどもね・・・

チャーリー
トミーさんのコメント
2024年9月12日

ヒューストン=骨太、でカテゴリーされる監督ですね。さしずめバーホーベン=変態、ティムバートン=ジョニデでしょうか?

トミー
Kayoさんのコメント
2019年10月14日

今みるとださいですが!当時はかなり鬼気迫るハイレベルな映像でしたよ!笑!こうみえて!

Kayo