JSAのレビュー・感想・評価
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本気で見たら面白そうやけど
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北朝鮮と韓国との国境でトラブルがあり、戦闘が発生。
その調査担当として米国人女性が派遣され、経緯を解明。
実は夜間に地雷を踏んでしまった韓国兵を北朝鮮兵が助けたきっかけで、
彼らは定期的に深夜に会って酒を飲んだり交流を深めてた。
でそこを北朝鮮の手柄ばかり考えてるバカ上官に見つかった。
そして殺して逃げて、そんな事件に発展したのだった。
しかし生還した韓国兵は北朝鮮兵を守るために深層は語らず。
女性はやがて解任となり、しかし韓国兵は最後に話してくれる。
そして自殺するのだった。
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まあ韓国らしい、どっか暗くて悲劇な話。
何かあんまり集中できなくて、細かいストーリーが分からんかった。
でもちゃんと見たら面白いんちゃうんかな、そんな映画やった。
男たちの悲しい友情物語
北朝鮮と韓国の境界線でのお話。
2000年に製作されたものだと思えないくらい
映像が綺麗だし、古さがない。
最初の地雷のシーンまでは正直少し眠かったけど、
そこからどんどん面白くなる感じ。
韓国と北朝鮮の軍人が
地雷から助けてもらったことがきっかけで仲良くなる。
顔を合わせた時に変顔したり周りに気づかない合図でコンタクトをとるだけだったのに、
ついに境界を超えて会いに行ってしまう。
絵を描いたり、外で遊んだり、兄弟と呼び合い、
そうやって仲を深めていくシーンが
彼らの気持ちが伝わってとても良かった。
しかしある日、北朝鮮側の一人に見つかってしまい、
銃を突きつけ合うことに。
友だち、兄弟だと信じていた相手と銃を突きつけ合い
殺されるかもしれない、裏切られるかもしれない、と
心が渦巻くそのそのギリギリの状況がとても良く描かれていた。
真実はいったいなんなのか。
敵を庇い、真実を隠すもの
その真実に押しつぶされ自殺を図るもの
真実を捻じ曲げ他人のせいにするもの
さまざまな人の思いを見せつけられた。
分断という苦悩
朝鮮人民軍中士ギョンピル(ソン・ガンホ)と韓国軍兵長スヒョク(イ・ビョンホン)との心を通わせた交流が切ない。
終盤の二人が対峙する場面で涙が溢れた。
ソン・ガンホの眼差し、声色の巧みな演技に魅せられた。
女性少佐ソフィーを演じたイ・ヨンエが美しい。
朝鮮半島に生きる人々の胸中を思った。
JSA(共同警備区域:Joint Security Area)
ー 帰らざる橋
日テレを録画にて鑑賞
トランプも越えた38度線
最初に地上波で見て以来、久しぶりに鑑賞。思えば、ソン・ガンホとイ・ビョンホンという二大スターを誕生させたこの映画。しかも監督はパク・チャヌクだ。『オールド・ボーイ』での暴力シーン全開とまでは行かず、かなりメッセージ色も強いことがよくわかる。
1999年10月28日午前2時16分。11発の銃声。二つの死体。答えは藪の中なのか!こんなにわかりづらく作らなくてもいいものを・・・なんて考えてもみたのですが、イ・ヨンエという美人女優をスイス監視委員会兵士としてわざわざ起用するため、興行成績を上げるために映画っぽい作りにしてあると冷めた目で観てしまっていた。
それでも序盤の推理とサスペンス。どれが本当の話なのかわからないまま、真実が描かれていく。地雷の恐怖。さらに一発触発である境界線なのに、緩いところもあり、そこから始まる友情物語なのです。
38度線によって分断された同じ民族。しかし、国家や政治を抜きにしてみれば、やはり兄弟なんだということが痛いほどわかる。南北統一したいという気持ちや、分断させられたのはアメリカなんだという反米意識も伝わった。しかし、いい話にもかかわらず、自殺という手段で決着つけようとすることには賛同できず、ラストでは統一したいと願う観客を裏切っているのではないのかと疑ってしまった。
人間同士がやる戦争
38度線の最前線で、南北の兵士が交流する。しかし、将校に見つかり二人が死亡した。事件の真相を韓国系スイス人将校が追う。
人間同士が闘う戦場では、日露戦争であれ、第一次世界大戦であれ、現場で自主休戦があり、敵味方が暫し交流をしていたという。南北朝鮮でも敵味方の兵士が交流してもおかしくはない。
しかし、無人機攻撃や弾道弾ミサイルなどの戦争では、人間的な側面がまったくない戦いとなるのだろう。
人間同士が直接手をくださない戦争によって、当事者の葛藤はなくなりその意味では悲劇的な感情はなくなるだろう。そのとき、どのようにして戦争が終わるのだろうか。当事者の感情が戦争をとめさせるのではないだろうか。
● 悲しい友情 ●
韓流映画は数える程度しか見ていないんですが、良作が多いようですね〜。
これは事後から始まるストーリー。
前半は無邪気で楽しそうなシーンが多く、背景を考えると切なくなります。
中盤から食い違う証言の理由が明らかに。
お互いが相手を守る為にも、本当の事は知られてはいけない。
境界線の傍の部屋でのシーンが切ないですね。
ラストが本当に悲しい。
彼は罪悪感から逃れる為に、自分の中で記憶違いをしていたのか?
彼女の最後の一言が無ければ、違うラストだったのでしょうね。
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