「ひとつの悲劇」JSA ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
ひとつの悲劇
歴史にもしもはありませんが、仮に朝鮮戦争がなかったら、米ソの介入がなかったら、日本の侵略がなかったら、本作で描かれた悲劇は無かったのではないか、と思いました。
しかし、この悲劇はあくまでひとつの悲劇であって、世界には権力に翻弄された人間の数えきれない、想像にも及ばない悲劇があります。
それは、テクノロジーや社会が発達した現代でも全く無くなっていません。私にもその悲劇がいつ降りかかるか分かりません。平時の時には全く気にも留めませんが、私は権力や国家に人生を握られているのだということを改めて実感しました。
パク・チャヌク好きとしては、ずっと鑑賞したかった作品なので、感無量です。
コメントする