「男たちの悲しい友情物語」JSA みーさんの映画レビュー(感想・評価)
男たちの悲しい友情物語
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北朝鮮と韓国の境界線でのお話。
2000年に製作されたものだと思えないくらい
映像が綺麗だし、古さがない。
最初の地雷のシーンまでは正直少し眠かったけど、
そこからどんどん面白くなる感じ。
韓国と北朝鮮の軍人が
地雷から助けてもらったことがきっかけで仲良くなる。
顔を合わせた時に変顔したり周りに気づかない合図でコンタクトをとるだけだったのに、
ついに境界を超えて会いに行ってしまう。
絵を描いたり、外で遊んだり、兄弟と呼び合い、
そうやって仲を深めていくシーンが
彼らの気持ちが伝わってとても良かった。
しかしある日、北朝鮮側の一人に見つかってしまい、
銃を突きつけ合うことに。
友だち、兄弟だと信じていた相手と銃を突きつけ合い
殺されるかもしれない、裏切られるかもしれない、と
心が渦巻くそのそのギリギリの状況がとても良く描かれていた。
真実はいったいなんなのか。
敵を庇い、真実を隠すもの
その真実に押しつぶされ自殺を図るもの
真実を捻じ曲げ他人のせいにするもの
さまざまな人の思いを見せつけられた。
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