「70年前」七人の侍 もりっしさんの映画レビュー(感想・評価)
70年前
午前10時の映画祭で公開されていた「七人の侍」を、映画館で見てきたのでレビュー。
「七人の侍」といえば、黒澤映画というよりも日本映画の最高峰とされている。世界的にも評価されている、名作というか傑作である。
昔、見た記憶はウスぼんやりとはあるのだが、ハッキリとはしていないし。
今回、4Kリマスターで、声も聞き取りやすくなっているとのことだし、映画館で見る機会が今後そんなになさそうだし、思い切って観に行きました。
で、感想。
中盤で休憩が入る長めの映画だったのだが、全くダレることなく完走してしまった。
黒澤・橋本・小国の脚本に黒澤の演出で、ここまでの完成度は、当時、戦後8〜9年くらいで製作した映画としては驚異的だろう。
多分、製作時点で出来うることは全てやってしまっている、と思われ。
キャラクターとしては、菊千代と勘兵衛が目立っちゃうけど、他の侍五人も、農民たちも素晴らしくキャラが立っている。
アクションについては、さすがに近年のド派手な映像に慣れてしまっているから、若干の物足りなさを感じてしまったのだが、それでも本当に人が演じていると考えると凄まじい。
今回の4Kリマスターで、映像も音声もかなりクリアになっているようで、観ていてほとんど気になることはなかった。
いやあ、いいもの観せてもらいました。
コメントする
