「日本映画の骨頂」七人の侍 こたーさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画の骨頂
4Kリバイバル上映で鑑賞。
まず、、長い!…のを感じさせないくらい面白かった。
初めて作品の中に休憩という概念があるのを知る。
慣れないモノクロ映画であったけれど、昔の役者は演技力が高くて映像にはなんら違和感がない。何を喋っているかわからないことが多いが、そこまで気にならない。
いきなり騎馬の迫力から驚く。どう撮影したんだろうと感心しながら観た。後に騎馬とも戦になるが、恐ろしくて立ち塞がれないだろう…と。
百姓のシーンから始まり、この時代に生きていくことの厳しさを知る。菊千代が侍へ百姓の生きていく厳しさを語るシーンも刺さる。
侍が続々と加入していく頼もしさたるや。
侍の指導のもと、一つの村が作り上げられていく高揚感。
村が襲われ、仲間が死んでいく衝撃。
戦が終わり寂しげに佇む墓。侍が得たものはなんだったのだろうか。
全てがスムーズにつながっていた。
見応えたっぷりの作品を堪能させてもらった。
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