「やっぱり凄い」七人の侍 百万両さんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり凄い
やっぱり凄かった…
リマスター版は3回目だが、とにかく「セリフがわかる」。
「以前」は8割何を言ってたかわからなかった三船のがなり声の内容が9割わかるようになった。(いや正味の話、)
そうすると何が変わるかって言うと、今まで主に後半の合戦シーンに圧倒されて高評価してたのが、実は前半の密度の濃さ、面白さ、ドラマティックさがもの凄い破壊力であることがわかってくる。
(馬喰が百姓の肩を持つシーンなどは映画史上に残る名場面だと思っている。)
勘兵衛他どのキャラクターも魅力的だが、特に菊千代。
百姓と侍のハイブリットである彼の存在はこのストーリーにおいて不可欠なものだった。
まあ理屈はともあれ3時間を遥かに超える尺があっという間。こんなの見るとホントに「面白さ」に「古い新しい」は直接関係ないと痛感する。
新文芸坐さん、ありがとうございました!
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