「始皇帝のキャラが斬新」始皇帝暗殺 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
始皇帝のキャラが斬新
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①スケールの大きさはさすがに中国映画。②何より始皇帝のキャラが立っている。史上初めて中国(というより所謂「中原」と呼ばれる地域)を統一した始皇帝は、普通凛々しい人間として描かれることが多いが(映画化された『キングダム』でも凛々しい貴公子ぶり)、この映画では最初孫悟空かと思うような弾けぶり、ただ民の為に天下を統一したいという理想は持っていたのに、出生の秘密を知ってからは秦王朝代々の悲願と自分の中に流れる趙国民の血との板挟みどなり、結果あくまで秦の王としてまるで自分の中の血を否定するように趙の人々を子供まで根絶やしにする冷血な王者に変化する。③始皇帝は実は先代の王の子ではないとか、中原統一は決して始皇帝一代で成されたのではなく、先代・先々代からの悲願であったとかの説を上手く取り入れている。④趙国の王族(姫)があんなに軽々しく城中を出歩けるのか、とか庶民と付き合えるのか、等々?の部分も多いが演じる若きコン・リーの毅然といた美しさは宜しい。
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