「ピアノの旋律の目」エレファント Nakashinさんの映画レビュー(感想・評価)
ピアノの旋律の目
1999年4月に起きたコロンバイン高校銃乱射事件の史実をベースにした映画。ドキュメンタルタッチで淡々と描く。
銃乱射の殺人が起きるまで、生徒それぞれの視点での日常を描く。その日常に突如として銃乱射の殺人の非日常が連続する。
クラシックピアノの淡々とした音楽が冷たく聞こえる。ドキュメンタリーではなく、ドキュメンタルタッチなので、役者が台本で動いてはいる。
事実を監督の視点で描くと、ピアノの旋律なのかと。あのピアノの旋律って、美しいけれどどこまでも冷徹な感じで、楽譜にそって流れていくような。あの事件がまるで必然的に流れていくような感覚で描いたのかと思わせる。
コメントする