「「それまで」と「その時」を描く群像劇」エレファント なおさんの映画レビュー(感想・評価)
「それまで」と「その時」を描く群像劇
動機になるようなことがあったにせよ、あまりの無差別感にやりきれなさが残る。
ガス・ヴァン・サントはあまり特殊なことはしない印象だったが、リアル高校生を配役、即興のセリフ、別視点での繰り返し、視点人物を長回しで追いかけるカメラ等、デリケートな題材を思い切ったやり方で映画にしてきた。
後年、別の銃乱射事件を取り上げたドゥニ・ヴィルヌーヴの『静かなる叫び』が、どう変化をつけてきたか等比べるのも一興。
コメントする