ドッグヴィルのレビュー・感想・評価
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まさか
この映画は最後でどんでん返しが待っていました
主人公の女の人はギャングのボスの父親から逃げてドッグという村に来るのですが、そこは自分がいたギャングという世界よりも美しく映ります
美しく映った村に住むために、村のためになる仕事を買って出て自分のいる意味を作るのですが
次第に、手伝いが酷使されていきます
あんなにいい人であふれていた村なのにちょっとおかしいなと思い始めるようになります
どんどんエスカレートしていき、村の男性に襲われてしまします
しかし、彼女は男性の行為を しかたがないこと と受け入れようとします
自分が村にいるために
さらにエスカレートしてもその考え方で受け入れます
ある時、彼女の父親がギャングのボスが
この村に来ます
村を黒ずくめの男の人が武器を武装して囲います
そこで、彼女と父親は車の中で会話を交わします
この会話が自分の中で印象的で一番いいところでした
彼女は父親のことを傲慢だと思っていました
暴力で片づけようとすることからでしょうか
しかし その言葉について 父は怒ってしまいます
逆に彼女が傲慢だというのです
ここでいう傲慢とは
男性に襲われても それを本能のせいにして受け入れてしまうことにあります
仕方がないこと
これは相手の学習させる機会を奪っているというのです
この発想には驚きました
つまり
自分を犠牲にすることは相手の学習能力を奪っているというのです
そして焼き払われた街には 犬だけが 残されていました
これは、犬=本能 本能だけの村という意味でしょうか
理性はなかった 村
とても考えさせられる映画でした
ずいぶん前に見たので内容が間違っていたらすいません
これ嫌い、でも好き。
人間とは
床に線と家の名前が描かれてるだけで壁もドアもない。
最小限の象徴的なものだけがセットとしてあるだけのミニマムセット。
大人が15人しかいない町にはプライベートなどない、というメタなのか?
銃声から始まって、山のドンつきにある15人しか大人がいない犬の町に若い美女が逃げてきて街の小説家や哲学者ぶるなんちゃってインテリ弱者のトムが美女を町全体で匿うべく奮闘していたかと思いきや、町に貼られた手配書に危険人物て書かれたり、懸賞金書かれたりして町人は匿っていいのか不安になる。
ここまではわかる。
ここから、信頼される為には全員の家に行って1時間労働するんだ!って、え?なにそれ?美女も言うこと聞くの?
でも盲目のおじさんの話相手や子供の面倒、バカの勉強見てあげたり、リンゴ農家を全力で手伝う日々。まぁ、逃げても追われて拷問されて殺されるもんね、町に隠れてたいよね。
ここまでは、まぁ仕方ないかな。
で、要求はエスカレートしてレイプされるわ、レイプした男の奥さんにお門違いの疑いかけられて町人との信頼の証を粉々に割られるわ、その後町からこっそり逃げようとしたら運送業のおじさんに嘘つかれてレイプされた挙句また町に戻されて、なんだかすごく重い鉄の錘に繋がれた首輪つけられて奴隷扱い、しかも性奴隷にもなってる。よく妊娠しなかったな。
なんでここまでなる前に逃げないんだろうか。
レイプされたって言っても信じてもらえない、というのはわかる、が、逃げたまえ。と思ってしまったけど
最後は、トムの裏切りの密告。
そしてギャングの娘だったー!優しさの塊精神だったのは、貧しくて制限された敷地での生活ではこうなっちゃうよね…赦してあげないといけないわ、という隣人を愛せというよりは生まれながらにして傲慢なギャングのトップの娘思考ゆえの上から目線だったのか。
葛藤しながら(しているふり?)も、目には目を、で母親の目の前で子供を殺して、って細かくオーダーするとこ、ギャングっぽくて素質あるぅ〜!
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