デビルマンのレビュー・感想・評価
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映画観でカネを払って観た人はどんな気分だったんだろう・・・
ネット上では伝説的な駄作で有名な実写デビルマン
それが某配信サイトで無料キャンペーンをやっていたので
思い切って観ることにしました
最初のほうは、設定とかよくわからなくて
俳優の演技が棒であることに加え
展開が早すぎて超展開に見える
「ハッピーバースデーデビルマン」のシーンなど
シリアスなシーンでもギャグに見えて笑ってしまう部分が多く
前半のストーリーのかなりの部分がよくわからないまま
ストーリーが進んでいった
おそらく、ストーリー的には
デーモンの侵略により
人間たちがパニックを起こし、差別し戦争し自滅していく姿に
主人公たちが巻き込まれてしまうということを
描きたいのかなと思ってしまうが
主人公俳優の棒演技で叫びなどの声が脱力してしまうなと思った
特にバトルシーンで
2004年の映画でCGはかなり頑張っていると思ったが、
主人公の演技のひどさが際立つ
ちなみに本作ではボブサップがニュースキャスター役で出演しているが
地味に出番が多くて、
でてくるだけで笑えてしまう
自分は無料キャンペーン中にこの映画を観たが
映画館などで有料で観た人は
精神的にキツイのではないかと考えてしまった
平成のデビルマン伝説はこれか…私的「大駄作のあとしまつ」レビュー♡渋谷飛鳥♡だけはいい 【注・超長文乙death!】
「観ないで酷評するのは絶対にちがう!」と思って“原典”をわざわざプライム400円課金して鑑賞ですよ。伝説(w)の立会人(野次馬)になるために。DVDまで買おうとは思わなかったけれど。
どれだけ酷い映画かという興味津々ですわ。
冒頭3分で、こいつら棒読み学芸会だと確信したね!笑えるって確信したね!
ビジュアル的に全く映えていない面構えだし。眉毛がなんかイラつくし。
学年で5番目くらいにイケてる部類の顔。おにゃんこクラブかw
双子使う意味あった?池袋あたりで演技の「え」の字も知らない子たちを適当に拾ってきたの?どーもそんな感じ。
普通にきちんと経験ある子使おうよ。双子じゃなくていいから。
でよ、しょっぱなを何から何まで棒読みナレーションで説明する気ですか?しょーもなっ!と思わざるを得ないのね。
つかみの段階で「これはないわー…(^-^;」って思っちゃったの。
すでに地雷大爆発。“臭”がする以前に爆発。双子混ぜるな危険!状態って感じ。
だが、そこがいい。
冒頭10分にも満たない時点で、出てくるやつどいつもこいつも大根大豊作。
して、宇崎さん、本田さん、雑に扱うなしw 仕事選ぼうよw
えっ?ちょっとまってちょっとまっておにいさん!そんな感じでいきなりデビルマンになっちゃう訳?させちゃう訳deathか?
「うわっ!うわああああ~~~っ!(棒)」
「あぁ、おれデーモンになっちゃったよぉ(棒)」でいいの?
了の正体がサタンだっていきなり出落ちでバラしちゃってよかったの?
ここ、作中でかなり重要なシーンじゃない!まともに撮っていれば見せ場作れたじゃない!
「はぴばーすでーでびるまん(棒)」じゃねーよ!(怒!)
だが、そこがいい。
15分あたりの経過で、既にこのありさまですわ。ここはたっぷり尺取って描かなきゃいけなかったんじゃね?
端折りすぎもいいところ。
後は推して知るべしなので、そっちがその気なら、こっちもレビュー端折ってすっ飛ばしますわ。(結果的に文字制限いっぱいの超長文になってしまいましたが…)
突然シレーヌ様登場→「だれだ?(棒)」本当に誰なんだおまえはw→格闘「とわ!(棒)」「やぁ!(棒)」「うっ!(棒)」
文字に書き起こしてたった二個だけなのに、こんだけ棒読みができるとか、ある意味才能w
ただ悔しいことにデビルマンのビジュアルだとかCGだとかは、ちょっと見入っちゃったの。そこは素直に認めなきゃ。シレーヌはやっぱ認めないけど。
なんか訳わからんうちに突然シレーヌ様フェードアウトdeath。 なんなんこれ?w
「たすけてぇ(棒)たすけてぇ~(棒)」→ジンメン様登場death。
取り込まれたのがおまえの顔ではストーリー的にもビジュアル的にも「えっ?」ってなっちゃうのよ。
インパクト弱っちすぎるのよ。ここは原作通りに行こうよ。
「うがぁぁぁ!俺はジンメン!お前は誰だ!」名乗ってから相手に名前を訊ねるとか、随分紳士的な悪魔なのなw→なのに名を返さずに「おれのともだちを!てんめぇぇぇ~(棒)」失礼なヤツ!→ジンメン瞬殺→「おれはでーもんじゃない、にんげんだ!(棒)」
そして紳士ジンメンは今わの際にサタンについて解説までしてくれるのな。 なんなんこれw
「あんたもしかしてテレビで言ってたでーもんなんじゃないの?(棒)」→ミーコ♡ちゃんデビルウーマンに→「きゃぁぁぁ~~~っ!(棒)」→仰々しく警官隊学校に突入 なんなんこれw
いきなり悪魔爆誕を何故か?アナウンサー姿が全く似合わねーボブ・サップがニュース解説 なんなんこれw
少年と話す我らがミーコ♡ちゃん→少年の両親既にデーモンになってて、仰々しく驚く少年「うわっ!うわぁぁぁ~!(棒)」→ミーコ♡ちゃんが乗ってた揺れる無人のブランコのカット※1へ続く
一方小ぢんまりと暴れるデーモン→了「ほっとけ、あいつらどーせくずだ(棒)」→明「にんげんをひとりもたすけられないんだったら、でびるまんになったいみねーだろ(棒)」→了「かってにしろー!ばかー!(棒)」
あれは誰だ♪誰だ誰だ♪の、しょーもないラップに乗ってデービール!(叫ばないけれど)デビルマン登場。
で、CGの合間に入る止め絵のアニメーションが「新しい演出手法どや!」っぽくてなんかイヤ。
半デビルマン、チンピラデーモンを撲殺→「ほろびろでーもん(棒)」
※1明が棒読みでチンピラデーモン撲殺してる間に、どうやらミーコ♡ちゃんも少年の両親デーモンを屠っていたみたい。
血まみれの手を川で洗うミーコ♡ちゃん→救った少年に「私が怖くないの?」→「怖くないよ。僕を助けてくれたもん(ニコッ・棒)」まともにに演技できるミーコ♡ちゃんいるじゃん!このガキ両親を失った直後なのにニコニコ笑ってんのな。製作者サイドな~んも考えてなさそう…
ガキはともかく、無人のブランコからのこの演出はOK判定出したの。
これができるのに、45分の尺で今まで何やってきたの!
で、またアナウンサー・サップ登場。思いっきり端折って日本政府悪魔狩りの宣言を速報。
同僚が逮捕されたことを家族に伝える宇崎さんまで周りに引っ張られて「おそろしいしゃかいになった(棒)」 なんなんこれw
恐ろしい社会になったっぽいカットを雑にいくつか挟んで、特別法23条により、カサンドラクロスがデーモン容疑者を射殺しまくり。
待ってました!(笑)とばかりに出てきた了が「やつらをみなごろしにしてやる(棒)にんげんをほろぼしてやる(棒)」→全くサマになっていないダブルMP5のチンピラ撃ち(MP5も浮かばれないよ…)→小錦デーモンの「バンザーイ!」 なんなんこれw
(なんでか?この映画、しれっと小林幸子・小錦・的場浩二・嶋田久作他、著名人&俳優さんを無駄遣いしてるんですよね、よく引き受けたなw) なんなんこれw こんな茶番劇いらんねん!俳優さんに罪はないけどさ…。
もっと肝心なことに尺割けよ!ちゃんと真面目に予算使ってよー!男子ー!
そんなこんなで、世紀末に至る部分を、明の独白棒読みナレーションで語るのな!マジイラつく!おまえら双子はもう喋るな!(笑)
そしてw 稲刈りで突然の「ふうわぁぁぁ~っ!(棒)」欠伸かと思ったよ! なんなんこれwww これも伝説?w
んで竜童パパに正体バレ「みきをまもってやってくれ(棒)」
またもやサップが「皆さん、戦争がはじまりました」の一言で世紀末突入。 なんなんこれw
ミサイルの雨がすぐ近所に降ってるというのに、相も変わらずいちゃいちゃ、ぶちゅぅぅぅとやってんのな!明とヒロイン(仮)が! なんなんこれw
「ちがう!あきらくんはにんげんよ!にんげんなのよ!(棒)」→ぶちゅぅぅぅとか、緊迫感削ぐなし! なんなんこれw
ヒロイン(仮)に正体バラした上で、カサンドラクロスに連行される半デビルマン。
てか大雨バッシャバシャ降ってましたよね? なんやったんやあれw(ここも伝説のカットだったんですよねw)
「もう、あえないきがする(棒)」←伏線?
タレちゃんいない時点で衝撃の絵面再現的に死亡フラグ立っていた訳ですが。
で、遂に牧村家に魔のが。ここ、一番肝心なエピソード。真面目にやって!
「ひとつきいてもいい?あなたうわきしたことある(棒)」→「うわきしたことないよ(棒)」この期に及んで、何言ってんのw てか!念のために調べてみたら!あンたらリアル夫婦じゃないの!マジ何やってんのw
ってか!夫婦はもっと怖い場所で惨殺されるんとちゃうんかい!あの絵面も相当な見せ場じゃなかったんかい!
でヒロイン(仮)の「わたしはまじょ!なめるな!(棒)」←伏線?
一方カサンドラクロスに追われる我らがミーコ♡ちゃん。どうか生き延びて!ガキはどーでもいい。
「きれいだね、おねえちゃん(棒)」→何故そんなところにポン刀がw
でも、ポン刀とM16持って戦うミーコ♡ちゃんのアクションカット、これはめっちゃいいです!映えてます!ここは100点満点♡
また一方の牧村家。おじさんとおばさんの惨殺遺体のインパクトはかなり弱っちかったけれど、美樹ちゃんの方は、あれはあれでそこそこショッキングでした。伏線回収で原作のインパクトには到底及んでいませんが。
大根明の「うわっ!うわああああ~~~っ!(棒)×3」が全てを台無しにした。
だからおまえはもう声を発するな明。
からの教会での棒読み三文芝居。もう笑うしかない。
「にんげんどうしでほろびていったんだ、わらえたね(棒)」これ意図して作った自ギャグシーンなの?「おれたち(製作者)同士でほry…」なら評価するけれど。
んで「おれはまけない!(棒)」「ほろびろさたん!(棒)」の最終決戦のCGはそこそこ見ごたえあったんですね。悔しいことに。
なのに、この子ちょっと褒めたら、なんで最後の最後でぶち壊しにしちゃうのよ!
そんな寒い芝居続けなくていいから!静かに余韻を楽しませてよ!こっちはドン引きしながらでも原作のイメージで補完してんだからさ!
んで!ミーコ♡ちゃはどうなったのよ?ガキはどーでもいいけどさ!
と、思ったら、最後の最後でサービスショットあったのな!我らがミーコ♡ちゃん、健康的なフトモモと二の腕を晒してくれたのな♡
でも、ここ…原作の余韻ぶち壊しじゃね?中途半端なエンディング曲いらんし!
やっぱトンデモな映画観ちゃったよ!
これ、二度観した人でも明と了ツートップ?の破滅的な演技の酷さに「笑えたね」deathよね!
劇場で観ていたなら、こんな詳細なレビュー書けなかったよ!書かなかったよ!多分劇場で笑っていたよ!
ここが後だしジャンケンの醍醐味ですよ。観ながら些細なデテールまで好き勝手書けるからね。
「みながらかいたから、すげーながいれびゅーになってごめんなさい(棒)」
そうだよ!もっとまともなことに尺割いて、コンパクトに書けよ!
文章を書く上でやっちゃいけないことの全てをやりきっちゃった感じだよ!
劇場で観ていたなら、当然☆0個にして「笑えるくらい、しょーもない映画を観てしまった!マジウケるんですけどー(涙) 金返せ!」
程度の一行レビューで済ませていたはずだよ。
この映画の最大の失敗を一言で現すなら「実写で『デビルマン』を撮ろうと思いついたこと」だね!身も蓋もない原因だよね!
「滅びろ!那須博之!(怒)」←ここは(棒)じゃなくてかなり感情こもっていますよ。
ところがどっこい大作!不謹慎なこと書いてごめんなさい。リアル現実ではこれが遺作だったのですね。合掌。
こんなに見事な失敗例があるんだから、やっちゃいけない要素を全て排除して、庵野さん!令和の『シン・デビルマン』作って! 撮ってよ!
唯一の救いは、やっぱりミーコ♡ちゃん役・渋谷飛鳥の健康美脚。
あと『大怪獣のあとしまつ』の功罪の、唯一の功の“令和のデビルマン”の比喩表現を編み出したところかな…とつくづく思ったです。
「〇〇のデビルマン」このフレーズは今後の映画評論において多用されるはず。きっと。
罪と言えば“あの映画”のプロレビュワーふたりの罪は重いよ!地球より重いよ!
「空想特撮エンターテイメントが参上」って話で済まされないよ!クビだよ!おまえら!←怒られるぞ!
いやぁ~映画って本当に面白いですね~←“ある意味で”語れる意味で。“色んな意味で”語れる意味で。
「滅びろ邦画!」
そうそう!大怪獣といえば!確認(引用)のために映画デビルマンWikipedeia見たらソッコーで大怪獣が紐づけられてんのな!Wikipedeia仕事早っ!
で!東映東京は地雷量産機か!
あれは何だ♪何だ♪何だ♪
あれは駄作♪駄作だ♪駄作だ♪
最低映画の名を受けて♪
後世にまで語り継がれる作品♪
シレーヌビジュアルあれないで♪
ジンメンエピソードぐだぐだで♪
牧村一家は犬死で♪
双子の演技の破壊力♪(ここ韻を踏めなかかったyo…)
おもろい映画観てしもた♪
サイコー駄作だ♪愉快だ♪愉快だ♪
「なんかおもろい物w」を観させていただいたこと、渋谷飛鳥のフトモモに免じて★3個にしました。
観る側の優しさが試される
「俺はデビルぅぅ」「滅びろぉぉ、悪魔ぁぁ!」(全て棒読MAX)
演技・ストーリー・原作愛、共に褒めどころ無し、逆に言えば褒めれる人こそこの令和の時代に必要なのだ
一点だけ
今は無きサンストリート亀戸でのシーンで唐突に流れるKダブシャインの曲が意図不明。
(彼が悪い訳でなく、他にいなかったのか? という意味で…とはいえ、当時チャートインしてる日本語ラップだとケツメイシやnobodyknows+位しかおらず、結果誰の曲でも意図不明になってた気はする)
.
自宅で鑑賞。概ね原作(アニメでは無くマンガ)の流れを汲んでいて、名シーンも再現されている。各シーケンスは悪くないので、撮影現場ではそれなりの手応えがあったのではないか。ただ監督の妻が書いた脚本に原因があるのか、はたまた編集がおかしいのか、つながりが悪くバラバラでまとまりが無い。主演の伊崎兄弟も演技が稚拙で(特に変身後が酷く)、大役を果たせていないと思う。更にCGも粗が目立つショットが散見出来る。魅力的なキャラクターが配されている割に勿体無く、コレが那須博之監督の遺作とは何とも...... 20/100点。
・鑑賞日:2011年5月15日(日)
邦画史上ナンバーワンの大駄作(゚∀゚)
ここまで突き抜けた大駄作はむしろ貴重(^_^)
今話題の富永愛の妖女シレーヌの変装シーンなんて、今となっては超貴重なお宝映像ですよ!!!
ちゃっちいCGと詰め込み過ぎのストーリー、渋谷飛鳥のお花畑にいる妖精みたいな変装も大変貴重です(^^)
地上波の深夜放送でも「時間を無駄にしちまった~・・・」と後悔するくらいの大失敗作(-_-;)
つうか邦画史上最高峰のくそ映画であることはまぎれもない事実。
これに匹敵するのは最近上映された『劇場版テンペスト3D』くらいでしょうかね~((+_+))
映画史に残る名作
今さらながら鑑賞しその結果、多くの方々に観てもらいたくレビューを投稿しました。
構想10年、制作費10億円の大作であります。故に様々な物議を醸し出している本作品でありますが、間違いなくこれは名作であります。これはデビルマン実写版ではなくデビルマン『パロディー版』なのです。
映画史上最大の駄作と言われますが『パロディー版』と捉えると、この映画の見方や存在価値が随分と変わります。数々の笑いもありオマージュがあります。そもそも映画全体の雰囲気・演出は、日曜朝に放送されている『特戦隊○○レンジャー』に近く、特撮もリアリティーもなく、ニセモノとすぐわかるので原作本来の悲壮感・恐怖感はありません。女性子供も安心して鑑賞できます。近年の映画にありがちな制作費だけかけてCGやキャスティングでごまかす中身スカスカの映画と異なり、本作品は制作費10億円の匂いは全くありません。『潔い』作品であると同時に、ある意味では使途不明金の多い映画と言えます。
公開前より二時間で表現は不可能と言われる原作ですが、デビルマン誕生からハルマゲドンまで一応描かれております。パロディー版ならではの見事な脚本によりシレーヌやジンメン、そしてゼノン(?)まで無理やりちゃんと登場します。ファンの期待を裏切りません。その脚本・演出も素晴らしいですが、そこに『学芸会レベル』と言われる演技が加わる事で一流のコメディ映画に仕上がっています。特に主役の不動明君は上手い下手というレベルを越えて芸術の域に達しています。彼は本作品が初出演、初主演ではありますが、作品を通じて成功を確信したに違いありません。
また、メイン俳優が新人ばかりに対してなぜか脇役には大物が固めております。この辺りもパロディー版ならではのキャスティング。個人的にはボブサップがナイスです。彼はとてもオイシイ役をもらっていると考えます。おかげでベテラン俳優ですら、全員『大根』に見えてしまいます。またエンドロールで「え!こんな人出てたの?」と驚くくらい一瞬しか登場していない大物もいます。ちょっとしたサプライズもあります。
コメディとは言え、決してわざとらしく笑いを取ろうとはしない姿勢が本作品の特徴と言えるでしょう。
せっかくですので中身について少々触れておきます。私のお気に入りは、原作とは異なりなぜかデビルマンが悪魔狩り特捜隊に逮捕されるシーンです。トラックの荷台に磔にされて住宅街の中を連れ去られるデビルマン。それを見送る牧村ファミリー…。とてもシュールな画になっています。笑えます。超人的な強さを持つデビルマンが逮捕されてしまうという珍事も、パロディー版ならではの事。構想10年も納得できる事でしょう。
これ以外にも挙げたらキリがないくらい爆笑シーンがありますが、名作と言われる理由は単なるコメディで終わらず、感動シーンもいくつかきちんと用意されているのです。
ただでさえ尺が足りないにも関わらず、ムダに原作プラスアルファをしてくる辺りはデビルマンファンにとっては喜ばしい事ではないでしょうか。パロディー版だからこそ許されます。
ここでの私のお気に入りは、牧村邸に群衆が襲いかかるシーンです。原作とは異なりなぜか牧村夫妻が家にいるのですが、絶体絶命の最中に…「一つ聞いていい?」「うん」「あなた今まで浮気した事なかった?」「お前一筋だよ」「嘘でも嬉しい」…そして彼らはあっさり死を受け入れてしまいます。
…泣けます。群衆と戦う流れだったにも関わらず、なぜかこの展開。かなり意表を衝かれますが、ヒューマンドラマの要素入れたい制作者の後付けの意図を考えると理解出来ます。ただのお笑い映画で終わらないのです。その辺りについては、特典映像にて舞台挨拶が収録(レンタル版にもあります)されていますので、本編を鑑賞する前に観ておくといいでしょう。
長くなりましたが、鑑賞されていない方は必見です。本当に自信をもってオススメする一本です。
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