「感動的」シンデレラマン プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
感動的
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時は世界恐慌の時代。ラッセルは輝かしい戦績のボクサーだった。
ある時手を負傷したが、生活のため無理にリングに上がった。
が、慎重になり過ぎてしまい、無気力試合としてライセンスを剥奪される。
大不況で働き口も少ない中、日雇いの港での力仕事を始めた。
それでも子供3人のため金も無くなり、援助を受けたりもした。
そんなある日、セコンドで親友の男が試合の話を持って来る。
新進気鋭のボクサーの対戦相手が怪我をしてしまったが、
誰も代役として手を挙げないため、ラッセルを推してくれたのだった。
KO負けした事のないラッセルをどうKOするかという謳い文句だった。
協会も1試合限定でライセンスを戻す。
しかし大方の予想に反してラッセルは勝った。
これによりライセンスは完全に戻り、再度トレーニング開始。
これに不満を持ったのがラッセルの妻だった。
港での仕事でようやく細々と生きて行けるようになったのに、
再度ボクサーになりまた怪我をすると生活出来なくなってしまう。
こうして上記親友のところにどなり込むが、部屋には何も無かった。
家財道具全て売り払い、ラッセルに投資したのだった。
こうして妻も止める事を諦め、ラッセルは完全にボクサーとして復帰。
そして連戦連勝、ついにチャンピオンと戦う事になる。
このチャンプは試合で2人殺していたため、妻は感情的に止める。
下馬評も1ラウンドKO負けだったが、ラッセルは臆することなく参戦。
敵の執拗な反則にもめげずに試合を有利に進め、ついに最終ラウンドへ。
判定で勝ってるのでアウトボクシングをすれば良かったが、
セコンドの指示を無視して中に入り、打ち合いを演じる。
結果的に判定で勝利、チャンピオンとなる。
これまで怖くて試合を見た事がない妻も、最後はTVで応援してた。
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いやあ、すごい映画だった。
ロッキーと同じようなノリだが、また一味違った。
でも共通してるのはいいセコンド役がいるって事かな。
やっぱりボクシングはセコンドとの信頼関係で成り立っている。
それなくしては語れないってところかな。