「ファンタジー漂流劇♥」キャスト・アウェイ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジー漂流劇♥
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吉村昭先生の『漂流』が好きで、この映画を見てみた。カニと椰子の実だけで、生存は不可能と見るべきだろう。タンパク質がめちゃくちゃ足らない。勿論、水分も足らない。
歯が痛い事の苦しみは理解できる。実に怖い話だが、そこからいきなり4年後に話が飛ぶ。実に奇妙だ。
吉村昭先生の漂流にはアホウドリの卵が栄養素として供給されていた。それでも『蠅の王』より悲惨な話だった。西洋人ってサバイバルは得意じゃないと感じる。大睦の気質があるのだと思う。さて、四方を海に囲まれた日本人はどうなのだろうか?
少なくとも、島から出る時に色々な準備をするはずだ。流石、予定調和のハリウッド遭難映画。それでも、なんとかなってしまう。
まぁ、話の主題は『漂流』の『どうのこうの』ではない。
三角関係の
サイン・コサイン・タンジェントだった。まぁ、それと資本主義の広告だねぇ。
寿司があって、カニが出てきて、ライターで火を付ける。何か日本に対する黄禍論の終焉とキャピタリズムの終焉の様な話なのかなぁ?
しかし、この映画はそれを予感していたのかなぁ。この公開後、アメリカの21世紀の運命が開ける。
ブリシットムービーとは言いたく無い。
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