劇場公開日 2023年7月28日

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さらば、わが愛 覇王別姫のレビュー・感想・評価

全130件中、21~40件目を表示

5.0圧巻

2025年7月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

国宝を鑑賞後、たまたまこの映画のリマスターが上映されていたので見に行ったが圧巻だった。共産主義の中国で、ここまで攻めたストーリーと言う意味でも、主演のレスリー·チャンの神がかり的な演技と言う意味でも素晴らしい。レスリーチャンは、若くして亡くなるのだが、それも納得する部分がある。一度見ただけでは、消化しきれないところも多く、時間を置いて更に年齢を重ねた時に再鑑賞したい。

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comcom

3.0「国宝」に軍配

2025年7月24日
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悲しい

知的

斬新

「国宝」の李相日監督は、「さらば、わが愛/覇王別姫」に影響を受け、歌舞伎をテーマにした映画を撮りたいと思ったと語っているので、「国宝」を観た後に鑑賞しました。
期待して観たのですが、全てにおいて「国宝」が優っていました。
少年時代の修行も師匠はやたら体罰を与えるだけで、「国宝」のようにどこがどうだからダメだと教えることもなく、京劇の場面も短く、映像も美しくなく、結末も暗い気持ちにさせられ全く感動がありませんでした。
日本軍が酷く扱われがちな中国映画ですが、国民革命軍の民度が日本軍より酷いぞ!と役者達が怒る場面は良くわかってるじゃないかと感心しました。

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KAZddo

5.0「悲劇とは何か?」という問いに対する答えがいっぱい詰まっているような 儚くも美しい正真正銘の悲劇にして映画史に残る傑作

2025年7月24日
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Freddie3v

3.0私にはそれほどの作品でもなかった。

2025年7月17日
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鑑賞方法:映画館

日本公開時話題になっていたが、観たいとも思わなかった。京劇そのものに興味を起こさなかったせいもあるかもしれない。

4K版上映と聞き、世評も高い作品だし良い機会だと思って鑑賞してみた。傑作と呼ばれる作品だろうかと観ていてずぅっと疑問だった。

清朝末期頃から文化大革命・四人組まで、中国激動の時代を背景に2人の京劇役者の人生を辿る話だった。文化大革命で自己批判を強制される場面が、面白かった。京劇そのものが私にはつまらず、その音楽もリズムばかり強調され楽しめない。女形も坂東玉三郎ぐらいの美貌であればなぁと感じた。

が、文化大革命そのものを描いた映画が作られるのは、中国共産党一党独裁が続いている限りは無理だろう。私の生きているうちは、無理だろうな。

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いなかびと

4.5オールタイムベストの一本となる傑作

2025年7月16日
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これまた映画凍結期の作品。なかなか縁がなく今回ようやく観ることができた。偶然とはいえ「国宝」を観てからわずか1か月。中国と日本、京劇と歌舞伎の違いがあるとはいえ、相通じる魂を感じた。

2人の京劇役者の波乱万丈の人生。国民党政権下、日本軍の侵攻、文化大革命、四人組、造反有理、1925年から70年代末までの激動の歴史とともに描いた。

幼い頃から京劇の養成所で兄弟のように育った二人。
成長した2人は京劇界のスターとなるが。

時代に翻弄され、兄へのかなわぬ愛に絶望する妖艶な女形を演じたレスリー・チャン。美しかった。圧倒的だった。

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エロくそチキン2

3.5なぜだろう

2025年7月15日
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悲しい

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藍の2若君

5.0圧巻

2025年7月13日
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悲しい

難しい

斬新

「国宝」に感動して、女形繋がりで観ておこうという軽い気持ちでしたが、わたしのなかで、「国宝」がかすんでしまいました。
それもそのはず、「国宝」の監督は、覇王別姫に感銘をうけていたというのですから、当然ですね。

蝶衣と段小楼と菊仙の関係の移り変わりに目が離せませんでした。激動の中国史における京劇の立場も興味深かったです。
「国宝」の子役も良かったですが、こちらの子役も素晴らし買ったです。

真面目に鑑賞しながらも、小楼は千鳥みたい、菊仙は昔の南野陽子みたい、蝶衣の演じる虞姫は大屋政子みたい…などと考えていました。昔、漢文で習った四面楚歌の話を思い出したり、3時間近く、かなり楽しむことができました。

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Mikikar

4.0愛憎溢れる人間ドラマ

2025年7月12日
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3時間近い長い映画ではあるが,最後まで魅せてくれた。
2人の貧しい子供が京劇の養成所で厳しく訓練されて成長し、売れっ子の役者になる。
覇王の愛妃になりきり、現実にも覇王を求める蝶衣がなんとも切ないのだ。
中国の近代史を観ているような映画でもあり,その中で中国の熱さ、ギリギリに生きる人々の激しさの中で彼らは本性を剥き出しにしていくのだ。
京劇,中国の伝統芸能の深さはちょうど今話題の国宝にも繋がる重みがある。国宝が血と才なら、こちらは愛憎と人間らしさを感じた。
レスリーチャン,素晴らしかった。

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ニョロ

4.5芸の道も愛の道も激しく険しく美しい

2025年7月11日
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壮大な愛の物語であった。
まさに命をかけた愛の日々だったわね。。
愛で救われ、傷つき、失い、また救われての繰り返し。
時代と芸の道に翻弄され続けながらも生き延びられたのは、彼がいたから、なのに。
京劇の美しさはいうまでもなく、一番憎いけど一番相手の気持ちがわかる二人の激しく燃える嫉妬の炎が美しかったわ。
彼女たちにとっての彼は間違いなく生涯唯一の人だろうけど、彼にとっての彼女たちはどっちだったんだろう。

母の狂気も含めて、子ども期の修行と呼んで良いか迷う過酷な成長期があまりにもしんどく、成長後も改革期の不安と緊張、壮絶な暴力、観てるだけで心がやられてしまって疲労感が半端なかった。
凄い時代だったわね。。
新しい時代になる前の、全ての血肉までも入れ替えて生まれ変わるような、激しい脱皮の時期だったのだろう。

新しい世代では自分が習ってきたやり方すら古くなり受け入れられず反発をよぶ、それはいつの世の変化の代もそうだと思うけど、ここまで過激な命の危険を感じる代替わりも滅多にないだろうな。
いや、そもそも新しいものが京劇と呼ばれるものであるかは別として。

なんかとにかくとてもとても壮大で、これ以上ないくらい重く激しい愛を観たわよ。

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icco

5.0奇跡みたいな作品

2025年7月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

斬新

カワイイ

京劇や中国現代史が扱われてて、見応えがあって本当に面白い。主人公たちの関係もリアルに切なくて感動する。確かにちょっと幻想的なとこがわかりにくいし、時事と絡めるための都合のよい展開みたいなとこはあるけど、総合芸術の極みというか、こんなに全面的に豊かな映画が存在するのが信じられない。感化されて、つい京劇の覇王別姫の動画を探して見てしまった(笑)。

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TK_Film

4.0素晴らしい作品だけど若い人にはハードルがあるかも

2025年7月6日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

「国宝」とこの作品を比較するようなレビューがあったので気になって観てみました。
なるほど素晴らしい作品です。
国宝が伝統と血統に翻弄される話ならこちらは時代に翻弄される話。
中華圏のこういった歴史映画には日本の映画からはなかなか得られないものがあります。

ただ、今回10代の娘と一緒に見たのですが、若い子には長いのがつらいようで途中で3回ほど休憩を挟みました。
それと冒頭の児童虐待とも取れる映像の数々が衝撃的過ぎるようです。
確かに今の感覚では「こんな表現いいの?」と思ってしまうようなものかもしれません(しかし作品の基礎となるものなので重要です)。
中国の近代史もさらっとでも知っておかないと途中で混乱してしまうかもしれません。

ご覧になる方はその辺りを踏まえてみてください。

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グレーてる

4.0見事な作品だが、時間が長すぎる。

2025年5月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

BSで録画視聴。
1920年代〜1970年代の中国歴史を垣間見る事が出来良かった。京劇俳優から見た中国は新鮮。色々、考えさせられる。カンヌのパルムドールを受賞しただけの事はある。
ストーリーも良かった。ただ、惜しむらくは時間が長い。これが残念。

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ナベさん

4.0芸術的でありながらエンターテイメント性のある映画

2025年3月14日
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鑑賞方法:映画館

4Kで劇場で鑑賞。

好きな映画で、93年の公開時見て、それまでの中国映画らしくなく深みのある映像で洋画を思わせるクオリティにびっくりした記憶が。日本映画は越されたなと。

今回見ると、スモークを焚いているシーンがほとんど(外も内も!)。リドリースコットのよう。重要な場面は必ずと言っていいほど焚いている。当然画面構成が素晴らしい。で、効果的に主役3人のアップが挿入される。

シーンシーンが、一幕もののように象徴的にまとめられていて、それをぶつ切りのようにつなげる構成。これが生きている。(京劇みたい?)
いつもクライマックスを見せられている感じ。
で、ラスト、潔い終わり方。
芸術的でありながらエンターテイメント性のある映画。

話の内容は、主要3人(レスリー・チャン、チャン・フォンイー、コン・リー)の三角関係。1920年代から1980年代の中国で、時代に翻弄された3人を描く。「フォレスト・ガンプ」と同じ構図。
ただ中国でよく作られたなと改めて思う。体制批判的なのに。

レスリー・チャンは、鬼気迫る演技で、自殺は残念だったけど、納得してしまう。繊細すぎるのかなと。
コン・リーは、この頃は確かに百恵ちゃんに似ている。レスリー・チャンの繊細な人工的な美しさと、コン・リーの「本当の」女性の色気と美しさ。この対比がいい。

現像は「東京現像所」だった。この現像所は2023年に閉鎖した。フィルムの時代の終焉。4Kレストアなどデジタル系作業は、東宝のスタジオに移るので、無くなったわけではないけど。

チェン・カイコーはその後も何本か見たけど、あまり印象に残るのはなかった。
また見直してみようと思う。

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mac-in

4.0良い《中国激動の時代を学ぶ》

2024年10月12日
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鑑賞方法:映画館

観て良かった→4
映像・音楽 →4
テンポ →4
ストーリー →4
心に残る →3

やっと映画館で見れた😊

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茶々の葉

4.5こんなのパルムドール取るに決まってるだろ!

2024年7月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

興奮

幸せ

自宅で鑑賞中、思わず「こんなのパルムドール取るに決まってるだろ!」と叫んでしまいました。まさに中国映画の金字塔。堂々たる大作にして傑作です

鑑賞して驚いたのは、本作がその壮大なスケールにも関わらず感情移入しやすい等身大のドラマ性を持っている事。物語はやがて京劇スターに上り詰める主人公二人の幼少期から始まる、いわゆる「バディもの」「スポ根もの」のツボを押さえた作りです。娯楽性に富み、かつ最後までこの二人の人生を追いかけるので非常に見やすい!

美術、撮影、演技のクオリティは極めて高く、目まぐるしい変化を続ける激動の中国と伝統芸術の両面を堪能出来る仕上がりです。歴史ドラマとしての深み、感情移入しやすい人間ドラマ、視覚的な美しさ、そして余韻を残す読後感。全てが見事に調和した本作は、まさに傑作と呼ぶにふさわしい。出来ればもう一度、今度は劇場で見たいと思わせる作品でした

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フレンチクローラー

4.0【全世界に対し政治は制服されど、文化は征服されず固有文化である京劇が伝る様を描いた逸品。小豆子は女役、石頭は男役として「覇王別姫」で共演し、スターへと上りつめる魅力を伝えた作品。】

2024年4月12日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■1925年の北京。
 孤児や貧民の子が集まる京劇の養成所に入った少年・小豆子。
 いじめられる彼をかばったのは、兄のような存在である石頭だけだった。
 成長した2人は、小豆子は女役、石頭は男役として「覇王別姫」で共演。スターへと上りつめる。

◆感想・・になってません。

・学生時代に中国を3カ月放浪したが、京劇を見るのは大変苦労した。チケットが取れないのである。
 で、粘りに願ってチケット入手。日本でも歌舞伎座の席を確保するのは、裕福な叔母様方である。

・今作が面白いのは、京劇の養成所に入った少年・小豆子を始めとした見習いたちが厳しい修練を受ける様であろう。
ー 今で有れば労働基準法に引っ掛かるであろう。-

・そして、大人になったレスリー・チャン、グォ・ヨウが京劇で踊り舞うシーンは、きっと海外の著名監督達を惹き込んだのは、間違いないであろう。

<今でも、面々と続く京劇、及び日本であれば歌舞伎と狂であろうか。
 今作は、貧しい出自ながらも、京劇に依り人生を開いて行った少年たちの物語である。>

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NOBU

5.0新文芸坐

2024年2月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

素晴らしい映画。

芸術表現、文学としての脚本、音楽、衣装や建築物などの美術、役者の演技だけでなく歴史、政治、法律まであらゆる要素を抱合した総合芸術としての映画として、最高峰の作品。

キャスティングも素晴らしく、もちろん演技も素晴らしい。
何かマイナスポイントを、と思っても、何にもない。

新文芸坐の大きなスクリーンで4K上映、音響も素晴らしく、至福の3時間だった。

20240225 新文芸坐

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デビット・ボーイ

3.5レスリー・チャンは凄かった

2024年2月4日
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ラストの哀愁やら表情やら
凄まじく良かったのだけど、
なにぶんストーリーがなぁ…

劇の内容自体を知っていたらまた変わったのかも知れないけど

ラストは、
裏切られた二人が手を取って欲しかった。

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JYARI

5.0いわゆる京劇と呼ばれるタイプの映画。

2023年12月27日
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今年435本目(合計1,085本目/今月(2023年12月度)36本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 今日はこちらの作品が見たくて、いわゆる年末年始の休みをとって実現しました。
インド映画でもないのに3時間級ってどういうことなんだろう…と思ったら、京劇(中国における古典的な演劇の類型をいう)なのですね。

映画の中の字幕がかなり丁寧とはいえ、20世紀に入ってからの中国がたどった歴史をある程度知っていることが前提になる作りなのかな、という点は否めません。これら難しい語句についても原則として特別の補助字幕が付くことはないし、基本は京劇7割といったところがあるからですね(なので、京劇の見方の入門編みたいな感じでも推せる…が、3時間級…。京劇系ってどれ選んでも3時間級なんでしょうか…)。

 まぁしいていえば高校世界史の日本から見た場合の第一次世界大戦以降の中国大陸がどうであり、また戦争を経てどのようになったのかといったことに関する知識があると有利です。一方、映画は「作品を見せる」ことを優先したため字幕が抜けているであろう点もありますが、京劇パート等で出てくるセット舞台(?)に漢字が書いてある場合、ある程度類推ができるという有利な点もあります。これら踏まえてどこまでの扱いとするかは個々分かれそうといった感じです。

 個人的には休みを調整してまで見た価値はあったと思うし、俗に「3時間級映画」の代表として言われるインド映画「以外」にも「この手の長い映画があるんだ」ということ(京劇ということはある程度は知っていたが、見たのは本作が初めて)を知ることができたなど文化の吸収という概念が大きいです。

 なお、採点上特に気になる点まで見当たらないのでフルスコア切り上げにしています。

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yukispica

5.0中国の50年の歴史と叙情詩

2023年12月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

知的

悲しすぎる運命

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ほんのり
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