「【全世界に対し政治は制服されど、文化は征服されず固有文化である京劇が伝る様を描いた逸品。小豆子は女役、石頭は男役として「覇王別姫」で共演し、スターへと上りつめる魅力を伝えた作品。】」さらば、わが愛 覇王別姫 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【全世界に対し政治は制服されど、文化は征服されず固有文化である京劇が伝る様を描いた逸品。小豆子は女役、石頭は男役として「覇王別姫」で共演し、スターへと上りつめる魅力を伝えた作品。】
■1925年の北京。
孤児や貧民の子が集まる京劇の養成所に入った少年・小豆子。
いじめられる彼をかばったのは、兄のような存在である石頭だけだった。
成長した2人は、小豆子は女役、石頭は男役として「覇王別姫」で共演。スターへと上りつめる。
◆感想・・になってません。
・学生時代に中国を3カ月放浪したが、京劇を見るのは大変苦労した。チケットが取れないのである。
で、粘りに願ってチケット入手。日本でも歌舞伎座の席を確保するのは、裕福な叔母様方である。
・今作が面白いのは、京劇の養成所に入った少年・小豆子を始めとした見習いたちが厳しい修練を受ける様であろう。
ー 今で有れば労働基準法に引っ掛かるであろう。-
・そして、大人になったレスリー・チャン、グォ・ヨウが京劇で踊り舞うシーンは、きっと海外の著名監督達を惹き込んだのは、間違いないであろう。
<今でも、面々と続く京劇、及び日本であれば歌舞伎と狂であろうか。
今作は、貧しい出自ながらも、京劇に依り人生を開いて行った少年たちの物語である。>
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きりんさんのコメント
2024年4月12日
中国を3ヶ月放浪中にやっと入手したチケットで京劇鑑賞てすか!!
本当に凄い体験をなさいましたね NOBUさん。
尚更この映画が真に迫って来たでしょう・・。羨ましい限りです。