「切なさの果てにあるもの」ブロークバック・マウンテン kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
切なさの果てにあるもの
カウボーイ2人の20年にも渡る愛の物語は自分の想像以上に心の奥深くまでずっしりときた。
登場する2人の男性はあまりにもピュアで、全くいやらしさはない。ハッピーエンドではないけれど、なぜか爽快。観終わったあとすぐに又この二人に逢いたくなった。
壮大な大自然の美しさ、全編通して流れる抑え気味のギターの音色が心地よかった。タイトル名のブロークバック・マウンテンは二人にとって楽園のようなもの。戻れるものなら、留まれるものならそうしたかっただろうに。
それが許されないのが社会、そう考えたら誰の心にもブロークバック・マウンテンはあるのかもしれません。(4.8点)
コメントする