「古い私にはなかなか感情移入出来ない世界で…」ブロークバック・マウンテン KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
古い私にはなかなか感情移入出来ない世界で…
キネマ旬報ベスト4作品とのことで鑑賞。
二人の心の軌跡に対象を絞り、
その人生を丁寧に描いた作品だった。
時代的な意味を持つ作品だろう。
現代のようにLGBTの市民権が
ある程度浸透した社会では、ここまで二人を
追い詰めることも無かったとは思う。
しかし、別の観点からは
問題を感じざるを得なかった。
仮に時代を現代に置き換え、
LGBTの問題ではないとしても、
彼らの愛情は明らかに“不倫”であり、
妻への、家族への、背信行為である。
そもそもが私には解らない。
異性と家庭を営み、子供を設けていながら、
同時に同性と肉体関係を含む愛情を持ち得る
ものなのか。
彼への愛情をカモフラージュするための結婚
だったとしたら、より罪深い。
そこを時代的な背景とするのだとは思うが、
それでも、現代の私には、
やはり伴侶との関係に決着をつけてからの
次へのステップとすべきだった
と思わざるを得ない。
また、映画表現としては、
二人の20年間での“老い”の描写が不充分で
違和感を感じてしまった。
髭だけではなく、もっと徹底した
メイキャップを期待したかった。
ストーリーとしても、そのことで
新たな異性への展開によりリアリティのある
要素が加わったと思うが。
そんなリアリティ消失感と
自分なりの古い感覚がガードして、
主役の二人への感情移入の出来ない
鑑賞になってしまった分、
この高い評価作品から私の感動を
遠ざけてしまったような気がする。
また、ヒース•レジャーさん、
亡くなっておられるようで、アメリカ🇺🇸は多いですね。
KENZO一級建築士さんのレビューの通りだと思います。ヒース•レジャーの奥様役、気の毒でした。
不倫ですよね。ヒース•レジャーの方は途中で別れましたが。ジェイクのの髭は老けの為でしたか。20年経ったとは思えなかったです。
娘さん結婚の報告にビックリ‼️でした。🦁
こんばんは♪『太陽がいっぱい』に共感していただきましてありがとうございました😊
本作、どうしても賛否ありますよね。高評価であるのでしたら、二人の思いは通じ合いながら、逢瀬が年に数回、いえ、20年に数回だったか、それ故もあってかジェイク•ギレンホールが作中で亡くなり、悲しむ両親の元にヒース•レジャーが来て懐かしむ、切なさからかな?と勝手に思っています。
しかし私の全く知らない世界❣️