「We don't have a choice. Yes, you do. 凄腕CIAエージェント、ジェイソン・ボーンの記憶を巡る旅第2弾」ボーン・スプレマシー アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
We don't have a choice. Yes, you do. 凄腕CIAエージェント、ジェイソン・ボーンの記憶を巡る旅第2弾
クリックして本文を読む
マット・デイモンの当たり役ジェイソン・ボーン・シリーズの第2弾の今作、前回にもましてリアリティ溢れる逃走劇となっております。
何はともあれ物語の序盤でいきなりヒロインが殺される所がショックでした。たった2年で終わってしまったボーンとマリーの蜜月。物語的には必要だったかもしれないのですが可哀想!
やはり今作でも、そこに在るものを使って爆破を仕掛けたり、スーパーの商品でキズの治療をしたりとボーンさんの有能さが光ります。抑えたアクションシーン、電車、舟、そして電車に戻る逃走シーン、ロシアでのカーチェイスと一見地味ながらも印象に残るシーンが多いです。CIAの職員が働いてる場面もけっこう好き。
最後に両親を殺した子供に罪を告白する場面は今まで言われた通りに仕事として殺人をこなすしか選択肢がないと思っていた事に対して、自分で選択できたはずとの後悔と懺悔な印象でした。両親を亡くした子供は真実を知っても何も変わらないかもしれませんが、少なくとも母親が父親殺した訳ではない事がわかり見方は変わるのではないでしょうか?
ラストのパメラにかける言葉も粋ですね。そして孤独や悲しみを抱えたまま雑踏に消えていくボーン。マット・デイモンなのに渋いですね。007みたいな明るいスパイもいいですが、本来のスパイはこうあるべきという姿が何ともカッコ良い作品でした!
コメントする