劇場公開日 2004年5月15日

「苦手なティム・バートン作品なのに共感出来たのは…」ビッグ・フィッシュ KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 苦手なティム・バートン作品なのに共感出来たのは…

2025年10月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

少し前に、苦手なタイプの監督の一人、
ジャン=ピエール・ジュネの「アメリ」を
観たが、
このティム・バートンも
オーソドックスな演出をするタイプではない
ので、
この作品の鑑賞も不安だったものの、
キネマ旬報でベスト10位に選出された作品
だったので一応観てみることにした。

ネットの解説では“父と子の和解”がテーマ
とあったが、あぁ、やっぱり、
ティム・バートン風のファンタジー物
に留まる作品だなぁと思わせる中、
父親のはホラ話のようでも、
それでも心優しい人々に囲まれて、
愛し愛されていた結果の作り話であったこと
が明かされると共に、
親子の和解に繋がる展開は、
ある意味、有りがちな内容なのだが、
バートン映画にしては共感が勝ち、
最後は少しウルウルした。

ただ、こういった物語を身近に感じるように
なったということは、
それだけ私も歳を取った証のようでもあり、
複雑な気持ちにもなってしまった。

KENZO一級建築士事務所
PR U-NEXTで本編を観る