「喉が乾くわけだ。」ビッグ・フィッシュ MAPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
喉が乾くわけだ。
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ユアンマクレガーの冒険と社交に満ちた人生が父の語る父の人生。最後まで、どこまで現実でどこまで事実かはわからない。それでもまぁいっか、大事な事は人を幸せにする人柄、と教えてくれる作品。真実にこだわっていた息子も、父の人柄を見い出し理解し、ミイラ取りをミイラにするように、お話の中に父を還す。この最期を父は魔女の眼の中に見て、意外と感じたのだろうか。
息子が産まれた日、結婚指輪を飲み込んだ幻の大魚ビッグフィッシュ。最期が近づき、川に戻りたいのかやたらと水を欲しがるビッグフィッシュ。妻の若き日のアリソンローマンがとても綺麗。
鮮やかな黄色の水仙や巨人、サーカスの狼団長など、ティムバートン作品ぽさもあって、ウンパルンパも出ている。作品ごとにヘレナボナムカーターが七変化するのが好き。
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