アメリのレビュー・感想・評価
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かわいい、だけじゃない。ちゃんと名作。
この映画を、可愛いだけのおしゃれ映画だと思う勿れ。
ちょっと誰かを救う事。
ちょっと自分を変える事。
毎日を、ちょっと素敵に生きる事。
そのどれもがすごく大変で、でもすごく楽しいと思わせてくれる名作。
ファッションもインテリアもセリフ回しも、どこをとってもとにかくおしゃれでかわいい。
でもそこだけ観てたら勿体無い。
昔観たよって人もまだ観た事ない人も、
スクリーンで観れるチャンスを掴んでみては。
おしゃれなだけじゃない
名作は観るべき
この作品は未だ鑑賞していなかった。気にはなっていたが、生温い印象が先立って、遠退いていた作品の一つだった。今回、劇場で掛かるとのことで、鑑賞したが、確かに生温い作品ではあっても、監督のセンスが多いに物を言っている。オドレイ・トトゥのスクリーンから溢れる魅力が牽引力となって、素晴らしい映像美が繰り出される。フランス映画ならではの、美しさである。「洗練」とは、こういう作品のためにある言葉だろう。ストーリーは単純だが、感情移入は半端ではない。だから、大ヒットしたのだと勘繰ってしまうほどの、作りの丹精さである。内気なアメリを軸に上手くいかない市井の人たちのエピソード。全く素晴らしい。日常を肯定するだけで、これほどの作品を世に出せるのだ。
この作品を鑑賞した後では、誰もが一人ゴチるに違いない台詞を私もつぶやきたい…
「今日は、好日だ…」
一歩を踏み出す勇気
普遍性が高いファンタジーとして昇華した
自分の映画凍結期の作品の中でも一際人気の高い作品。なので今回の再映は本当に嬉しかった。ようやく観ることができた‼︎
結果、噂に違わぬ名作だった。
好きな作品だった。
パリ・モンマルトル、多くの人の好きなもの、嫌いなもの、あるいは人生、そしてアメリの空想の世界と不器用過ぎる恋の行方をノリノリのテンポで綴った。
🟥と🟢を基調としたカラーリングが印象的。ファッション、インテリアもしっかり作り込まれており、今見ても十分ポップでおしゃれ。
そう、色褪せることがない、普遍性が高いファンタジーとして昇華した。紛れもないジャン=ピエール・ジュネの世界だった。
誰かを少しだけ幸せにすることに喜びを見出したアメリ。彼女を観る我々を少しだけ幸せにする作品でもありました。
ハッピーライフ万歳✨
20年くらい前に観た時には正直これがなんで流行ったのかわからなかったけど、今日はわかる。自分がガムシャラに働いてたあの当時には『同じ事するならよりハッピーな方法で〜🎶』みたいな考え方をする余裕も無ければできるわけ無いと思っていたから共感できなかったのかな、きっと。
今ならわかるよ、ハッピーライフがどれだけありがたいことが💜アメリの発想力をこれからの自分の生き方の参考に(今更だけど)していこっと🍀🍀🍀
とゎいぇ、ノゾキだったり不法侵入だったりストーキング行為だったり、コンプラ的に大丈夫かしら??と思えるところ満載だったのに、きれいなフランス映画として纏められた手法はスんバラシぃ😂✨
あの監視男に幸せが来る日はいつになるのやら…
独特過ぎる笑
オドレイ・トトゥと言えば《アメリ》
《アメリ》と言えばオドレイ・トトゥ
私が昔観たのはレンタルで、今回映画館で観たのは初めて。
20年以上前の映画だが、今観てもなかなか斬新。
アメリワールドをあらためて観て、可愛く素敵で楽しめた。他にも観たいと思っていた作品がいくつかあったけれども、アメリを劇場で観たかった。すごく素敵だった。
登場人物の嫌いなもの好きなものが独特過ぎる笑
独特な父と独特な母の間に生まれた独特な子供アメリ。
隣人への復讐が子供のくせに高度で独特笑
母親が亡くなったあと、しばらく父親と暮らすが、ひとり立ちし、「ドゥ·ムーラン」というカフェで働く。
カフェでの登場人物、アパートの管理人、アパートの住民、いつも買い物をする八百屋の店主、そこで働く若者もみんな独特で面白い。
八百屋で働く若者に対して酷い扱いをする店主への仇討ちも、アメリの独特な発想でちょっと子気味いい。けど、全く懲りてない店主への再度また独特な仇討ちを仕掛け、それがまたキレがあってギリギリだが面白い。
ひょんなことから、アパートの部屋で宝物らしき箱を見つける。どうやら40年ほど前の物で、その持ち主を見つけることにしたアメリ。その持ち主に届ける方法も独特だけれどもすごくお洒落で素晴らしいし、何よりも持ち主がとても喜んでいて良かった。
証明写真のゴミを漁るニノと出会うが、同じ臭いのするニノが気になり、好意を抱くアメリ。ニノへのアピールもものすごく独特だが、それに答えるニノもものすごい独特。2人がようやく出会うまで、2人の独特なアプローチ合戦だが、ますます気持ちが高まる2人。そしてやっと実る恋。
最後はみんなが幸せになり、観てるこちらも幸せになれるとてもお洒落で素敵な作品。
とにかく独特過ぎるけども、すごく幸せになれるHappyな映画。
自分は感性がひねくれているのか?
オドレイ・トトゥの魅力に尽きる
アメリにちょっとイライラした
幼い頃から空想好きだったアメリは、そのまま大人になり、カフェで働き、パリ・モンマルトルのアパートに1人で暮らしていた。他人とのコミュニケーションは苦手だったが、住んでたアパートで偶然発見した宝箱を持ち主に返す事が出来、他人を幸せにする喜びを感じるようになった。そんなある日、アメリは捨てられてた他人の証明写真を収集する青年ニノと出会い、恋してしまった。しかし、本人に好きと言えず、直接写真集を返すことも出来ない。さてどうなる、という話。
アメリがコミュ障で、他人との直接折衝が出来ない設定なのはわかるが、宝箱を直接渡したり、好きと本人に言えば良いのに、とイライラした。
八百屋の親父へのイタズラは面白かった。
アメリ役のオドレイ・トトゥはなかなか可愛いくて魅力的だった。
ワクワクさせてくれる
ブラックなロマンティックコメディ
変人映画
生きづらさを感じている人に。。
ここの所観たい新作と相性が悪い。
場所と時間がことごとく合わずで泣いています( ; ; )
そんな中、ジュネ監督監修のデジタルリマスター版でリバイバル公開された本作を、久〜〜しぶりに劇場で鑑賞してきました。
(でも、デジタルリマスター版??
違いがわからない女ですまない
Σ('◉⌓◉’) )
2001年、日本のみならず、世界中で社会現象となった本作。
ミニシアターからのロングヒット!
解説本にスタイルブック、サントラなど続々とリリースされていましたよね。
私も今はなき「シネマライズ渋谷」で並びました〜!
スペイン坂を登ると見える独特の建物。地下に吸い込まれていく人々はみなオシャレで、憧れたなぁ〜♡
ヒールだとすっ転びそうな階段を、
そろりそろりと降ったものです。
「レザボア」も「トレスポ」も観に行った大好きなミニシアターでした。
私の中で「アメリ」とシネマライズ渋谷は切り離せない二重の思い入れがあるので。。
青春時代を思い出しました(^。^)
(遠い目。。。)
クリームブリュレのおこげをスプーンで割るのも真似しましたw
さてさて、
映画ファンなら1度は聞いたり観たりした事があるであろう本作。
ストーリーは言わずもがな。。
全てにおいてヴィジュアルが魅力的!
やわらかさ、あたたかさを感じる照明の色味。
赤と緑のコントラストなど、美的感覚に対する強いこだわりを感じるのは、フランス映画っぽい!
ポスターに特化して言うと、
日本verは、
アメリの部屋の赤い壁紙を基調とした物で、ベッドで「何か」を見ている
アメリ(A・トトゥ)が映っている。
「エリザベスカラーをした犬」と
「オシャレしたアヒル」の絵画が飾られ、いちいち素敵でカワイイ(^。^)
(本編のシーンも可愛い♡)
一方、本家フランスverは、
意味あり気なアメリの笑みのアップで背景はグリーン。
西洋で緑は「不安定」「不確実」などの意味があるそうで。。
なるほど、ジュネ監督のこだわりを感じます。
そして共通して「幸せになる」というワードが表記されています。
そう!その通りで、この物語は、生きづらい人々を肯定する♪ってメッセージが込められていると思うんです。
マイノリティな人々(勿論、マジョリティもそうですが)に生きる勇気を届ける作品です。
((でも、良く考えると、この映画はまともな人が誰一人出てこないから、アメリの世界では、マジョリティがマイノリティ??w))
公開当時よりも多様性について論じられる機会が増えた現代。
生きづらさを感じている人々に届いて欲しい作品です。
全てのキャラクターのチャーミングさは歴代NO1かも!?!?
ありのままの、そのままの、自分で、いいんやで♪
世界が地獄になっても
公開は2001年だけど設定は1997年。ユーロもまだ導入されていない。通貨はフラン。
今、観ると隔世の感のある映画。移民が出ていない。カフェやポルノショップの店員といった仕事はこのあとどんどん移民に奪われてアメリやニノのような発達障害っぽい人たちがパリで職を持ち部屋を借りて食べていくのはかなり難しくなっていく。
犯罪が増え、テロも発生し、食料品店のご用聞きがアパルトメントの各部屋のカギを持っているなんてのんびりした話は遠い昔のことになった。
アメリが暮らしているアパルトマンやカフェのコミュニティの中で彼女が果たしている役割はトリックスター的。民話や神話に出てくるいたずら者で、例えばシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の妖精パックみたいな。だから恋の中継ぎもする。でもトリックスターは同質の文化、社会の中でしか活躍できない。分断された社会の中では人々が共有する文化的装置として棲息できないのです。
久しぶりにこの映画を観て、アメリのいたずらやたくらみに、昔のように感動できない、共感できないのは、最早それがどうしたって絵空事であることを知ってしまったからなのでしょう。その意味で世界は地獄に向かっている。
でも、最後の5分間、アメリの恋が成就する輝かしいシーンは。美しく感動的な恋人たちの時間は。永遠にフィルムに焼きつけられている。たとえ地獄にいるのだとしてもこの素晴らしいシーンを糧にして生きていきたいと思うのです。
終始アンティークレトロな雰囲気が可愛い
デジタルリマスター盤公開日ということで映画館で鑑賞。
昔観た覚えはあるがあらためて観るとこんなに可愛いセピア色の絵本のような映画だったけ、と感動。
色合いもロケ地も小物などのセットも、全てがレトロでめちゃくちゃ可愛い。
監督のセンスが光ってる。
とにかく可愛いものが好きな女性は観て損しない映画である。
男性も楽しめるシーンも?
ところどころ詩的な名言のようなセリフもたくさん出てくるので後でネットでおさらいして本にメモしよう。
自分ももっと人生にぶつかろう。
グッズが売ってたら絶対欲しかったのにさすがに復行上映ではないか。。
いや〜DVDレンタル半額日の日に50円で観れるからどうしようかと迷ったが、やっぱり劇場で観るのは違う、とても良かった。
このアメリの働いていたカフェ“ドゥー・ムーラン“やモンマルトルに実際に足を運んだ思い出が蘇ってきました。
殺し合う映画とかよりも心がぱぁと晴れて気分がいい。
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