人生は、時々晴れのレビュー・感想・評価
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タクシー運転手でも大丈夫!
イギリスにおける貧困層というほどでもないのに、こんなに息苦しくなる生活に心打たれる。4人家族で3人が働いているのに、暮らしは楽にならない。孤独感、喪失感がじわじわと感じられ、何か事件が起こらないと解決できないなんて悲しすぎる。そして、台本無しで取り組んだ演技はリアリティがありすぎて、つらいものがある。また、音楽が暗さを増長しているのだ。
オール・オア・ナッシングという言葉は冒頭のタクシーの客の話(足の悪い客から金を取るかどうか)に出てきたが、中途半端に人間関係を続けるというテーマを考えさせられる。
【2004年ケーブルテレビにて】
ずっと・・・そこにあるもの
大好きな マイク・リー監督
家族の実情。
それに肉薄した映画です。
誰もが持っているのでは無いでしょうか?
世間にあからさまに出来ない一面が・・・
舞台はイギリス・貧しい集合住宅に住む平凡な家族。
物語は淡々と流れますが、そこには研ぎ澄まされた、日常が描かれています。
悲しみも、憂いも、喜びも、絶望も、再生も。。。
タクシードライバーの給料で生計を立てる4人家族
お互いに虚しさを抱いている夫婦。
おとなしく、まじめで、やさしいけど、不器用な姉。
無職でわがまま放題、反抗という形で、まだ母に甘える息子。
4人の思いはそれぞれ、互い違いな方を向いていた。
しかし息子が重病に倒れたことから、変化がうまれる。
息子が倒れ、連絡がとれない夫に妻は怒りをぶつける。
その中で、夫は<全てが嫌になった>と妻に言い放つ。
それから、夫は泣きじゃくり<もう愛は無いんだろ>といった。
<ずっと君は僕を愛していないじゃないか>
<愛によって繋がりを持った僕らに、その愛が無いなら、もう終わりだ>
依然、泣きじゃくる夫。
妻はそこで初めて、まだ愛されている事に気づく。
ずっと空虚だと思い込んでいた家族の愛。
それはずっとずっと、そこにあるのだ。
観た後、少し優しい気持ちになれる映画です
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