人生は、時々晴れのレビュー・感想・評価
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人たらし
人気のある映画は、必ずヒーローやヒロインがでてくる。それは、もう既定路線。
私が心底マイク・リーにいつも関心するのは、きちんとしていなくて、不器用で、だけど心の奥底にはとびっきりの深い情がある人間が出演するところ。
フィルもベニーも、上手く生きていけなくて、情けなくて、地味で目立たない。
だけど、心の深い部分はお互いへの愛情が占めている。人の歯車が合うなんて、ごく一瞬なんだから、気持ちを言われないとわからない時もある。
「人間はひとりで生まれひとりで死んでいく」
「人間は孤独すぎるわ」
といいつつ、マイク・リーはいつも人たらしの作品を私にプレゼントしてくれます。
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ヒーローは現れないし、派手なアクションも無い
もう鑑賞してからかなり日にちも経っているが。
登場人物一人一人が何処かだらしない一面を持っていて、何気ない退屈な日常からの脱却を考えたり。どうしょうもない倦怠感に思わず死を意識してしまったり。
そんな何も良い事が無い現状にありながらも、ふとしたきっかけで家族の絆を確認出来たり。友人達の暖かい気遣いに心を洗われたり癒されたり。
ヒーローも現れないし派手なアクションや、決して宇宙空間に飛び出したりもしないのだが。こんな地味でもしっかりと人間が描かれている映画が大好きだ。
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