「明らかなフィクションである」名もなきアフリカの地で マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
明らかなフィクションである
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原作者は亡くなっているので分からないが、話の流れから考慮すると、彼等は元々ユダヤ人迫害から逃れる為だけにこのアフリカの地にやって来たわけではない。ドイツとイギリスのアフリカに対する植民地政策の狭間での運命なのだと思う。
つまり、高校2年の世界史で習うと思うが、イギリスが取った「アフリカ縦断政策(カイロ・ケープタウン計画)」が、ドイツの政策を上回り、孤立させたと言う事だ。
映画監督がゲルマン系のドイツ人女性で、ユダヤ人の原作者の小説を映画化したと言う事。やはり、ケニア人に対する植民地的な差別は拭えない。
追記
ユダヤ教に執着しないユダヤ教徒はいない。ユダヤ教は、イエスを迫害した事が理由で、ユダヤ教である訳ではない。新約聖書の何倍もの暑さを持った立派な宗教で、イエスは本来ユダヤ教徒で、神の子の一人に過ぎない。寧ろ、キリスト教徒が迫害の対象とした理由がユダヤ教徒の選民思想なのかも知れないくらいだ。
追記2
一つだけ分からないのは、なぜ1948年に建国されるイスラエルに行かなかったかって事かなぁ。
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