「なぜそんなに突っかかる?」美しい人 masakingさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜそんなに突っかかる?
出てくる女性の大半がとにかくイライラしていて、相手構わず突っかかる印象ばかり残ってしまった。
両親の間に挟まれて健気に気遣いを見せる「サマンサ」と、喪失に対する静謐な悲しみを描いた最終話の「マリア」だけが、ゆったりとした気持ちで浸ることができた。
それ以外はなんだか不快感が伝播してくる感じで最後まで観るのが辛かった。誰もがそれぞれに悲しみを抱えていることはわかるが、もう少し思いやりを持った接し方はできるはず。その方がより強く悲しみが伝わってくるというものではないか。
民族性の違いなのか、年齢のせいなのか、あのような人と人との関係性には見ていて疲れを覚える。
コメントする