「手探りな感覚」アンブレイカブル 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
手探りな感覚
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ヒーローの成立を丁寧に描いていて面白かった。以前にDVDで見た時はぼんやり考え事でもしていたのか、とてもぼんやりした地味な映画の印象だったのだが、改めて見たら超面白くて興奮した。
ヒーローとして目覚め、自警活動を開始すると、犯罪を透視する能力はあるものの大して強くないところもとてもよかった。最大の知的な敵を退治する方法が警察に通報というものずっこけた。子供に撃たれそうになるところもあり得る恐ろしいピンチだった。
のちのシャマラン作品に通じる、もしかしたらあるかもしれない、そうかもしれないという非常に手探りな感覚を手探りなまま映画にしている感じがあった。
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