ザ・リングのレビュー・感想・評価
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日本ホラーとハリウッドは、水と油
あの名作からこのレベル、ハリウッドの実情が判る作品。良い所もたくさん、逆に「ここさえ押さえとけば良いだろ?」という、他の部分でのハリウッド的雑さが目立ってしまう。最初の死の描き方は何なのかね? 思わせ振りに恐怖を増幅させて煽っておいて、グッと詰めるべき所をすっ飛ばして、死んじゃいましたよと突然済ましてしまう。洒落た演出だとでも思ってるのだろうか?
原作にない要素を多く盛り込む意気は良いのだが、サマラがどうして殺されなくてはならなかったのか、とか、超能力少年の存在意義は、とか、納得行く説明・展開が無く、消化不良に陥る位なら、余計な事をしない方が良かったのではと思えてしまいます。
写真で何故か顔が歪む、という発想は秀逸だったけど、これも法則として決めてしまっては、怖さ半減。何故か突然不規則にそういう事が起こる、という不気味さの方が余程怖いのですよ。
日本版の勝ちだけど、これもこれで怖い
個人的にいうと、冒頭はかなり好き。
ケイト死亡シーンは、かなり長かったがめちゃくちゃ怖かった。監督の写し方がまたいい(死顔もすごくリニューアルしてて、日本版とは比べ物にならないくらい怖い顔だった)。
そして呪いのビデオ!日本版の映像プラスオリジナル映像がうまい具合に混ざっており、その後ターゲット中から電話も、日本版の2倍怖い。
そしてターゲットの症状!日本版にはそういうのは一切なかったが、これから死んでいくのだという恐怖を、監督は見事に映し出したとおもう。
しかし、クライマックスに関しては個人的にいうと好きではない。
最後の方の井戸のシーン、なんかまるでレイチェルがサマラの遺体を見つける直前に、リングが見えたりテレビが点滅したりしているが、彼女の呪いはもうとっくに解けているのだ。
そしてノアの死亡シーン。
サマラの動き方が人間っぽすぎて、そんなに怖くない。おまけにエイダンがめちゃくちゃやばい超能力を持っているかのように喋っていて、訳がわからなかった。エイダンが感じるなら、同じく呪いが解けていないノアも感じるはずである。
これは決定的で、今まで怖かったのが急に怖く無くなってしまった。
そしてラストのダビングシーン。あれは、親に見せるから怖いのであって、そのシーンがなければ全然怖くないのだ。
と言ったシーンがありまして、日本版の方が怖いという結論にたっした。ただ、これもかなり怖いので、日本版と比較して見てみるのも、なかなか面白いと思う。
リメイクの成功例
呪いのビデオを観たレイチェルの息子エイダンが、敏感にサマラ の気配を感じ取る。
顔を黒く塗り潰された写真。
黒く描きなぐられた円ーリング。
サマラの露出は控えめでありながら、じわじわと7日間をカウントしながら、恐怖の源に近づいていく演出は秀逸。
井戸からサマラを発見し、
すべて解決したと安堵するレイチェルに、エイダンは
「なぜ、助けたの?
分からないのレイチェル。彼女は眠らないんだ」
けっこうよかった
呪いのビデオをアナログの本格的なビデオ機器で解析しているところが近過去ながら未来的でもあって、楽しかった。
貞子が子供でサマラになっていて、それだけで怖さは半減だった。ただ、児童虐待が原因で胸が痛む。
なぜ海外でリメイク?
日本版もみたのできれいに、まとまってるな〜とおもいましたが、
やはり日本のホラーを海外にもっていくのはちょっと無茶なような
外国の方がみて、念とかの日本的な呪いを理解してもらえるのかな?と疑問
呪いのビデオはあまりこわくありませんでした
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