「禁断の執着心」スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
禁断の執着心
青年になったアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)の苦悩の物語ですね。その苦悩が作品全体を包み込んでいるような重苦しさを感じました。とりわけ、ヘイデンが醸し出す雰囲気が個人的にはどうにもしっくりきませんでした(Ⅲになると、自分の中でがらりと印象がよくなりましたが…笑)。対象的にユアン・マクレガー扮する師匠オビ=ワン・ケノービがすごく好人物で、生意気盛りのアナキンが鼻につく感じでしたが、そこは製作者の狙いどおりなのかもしれません。フォースのライトサイドとダークサイドを分かつ愛、執着心、憎しみといった部分が描かれていて、次につながるとても重要な橋渡し的作品にも思えましたが、若干、急ぎ足だったせいか、自分の中では消化不良ぎみでした。
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