劇場公開日 2001年4月14日

「主人公の内面描写が惜しい・・・」スターリングラード よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主人公の内面描写が惜しい・・・

2021年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第二次世界大戦時に発生したスターリングラード包囲戦。その最中であった狙撃手同士の闘いを描く物語。

実話をもとにした映画です。近代戦の最中にあった西部劇のような決闘シチュに興味が惹かれます。

映画は、主人公と彼を付け狙うドイツ人スナイパーの対決を軸に、三角関係を絡めて進みます。
セットも大掛かりでしたし、戦闘シーンも迫力があるものでした。

ただ、内面の描き方が少々弱く感じました。公式レビューでは、「英雄になったことへの疑念」等の文章もありましたし、人間ドラマに対する期待感も強くありました。しかし、心理描写自体にも、そこに行きつく過程の描き方にも不足を感じました。
三角関係を省き、主人公の煩悶をもう少し深く描いて欲しかったですね。

私的評価は標準です。

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よし