「絶対服従」スターリングラード odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
絶対服従
クリックして本文を読む
「プライベート・ライアン」のノルマンディ上陸の殺戮シーンも凄かったが本作のオープニングも悲惨を極めている、ショッキングなのは敵の攻撃で死ぬのではなく撤退する味方を臆病者と罵り撃ち殺す軍部の機銃掃射。戦意高揚の為にプロパガンダに祭り上げられた狙撃兵バシリ・ザイツェフは255人を狙撃した実在の人物だが映画はほぼフィクションである。
悲惨を極めたスタリーングラード攻防戦だが勝利したソ連側の視点と言うより米英の自由主義国の制作だから批判的に描かれているのが特色だろう。前半こそ戦争映画だったが主軸はスナイパー同士の決闘のような趣きで緊張感を盛り上げている。どうしても殺漠としすぎるのでロマンスを挟みたくなるのだろう、商業映画だから脚色はわかるが感情操作に子供を使うのは頂けない。以前、観ていたがジュード・ロウとエド・ハリスの名演、テレビでやっていたので再鑑賞してしまいました。
コメントする