劇場公開日 1995年9月

「たった一日の恋愛の名残惜しさ」恋人までの距離(ディスタンス) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0たった一日の恋愛の名残惜しさ

2014年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

幸せ

総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 列車の中で偶然出会った二人が、下車したウィーンで観光名所よりもありふれた街角を歩き回る話。その間は魅かれ合いながらもなかなか詰まらない距離感を、二人の何気ない会話や動作を見ながらひたすらじれったく感じつつ過ごすことになる。映画の殆どは主演の二人の行動と発する言葉によってのみ構成される。ただ終わらせてしまうには名残惜しく、これからどうなるのかわからない淡い思いをやきもきさせながら見守る物語の良さはわからないでもないが、自分にはウィーンでのありふれた過程が長くも感じられたし消化不良感も残ってしまった。

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Cape God