「「愛してる」と認めるには男のプライドが高すぎ「愛してる」と応えるには女の偏見が邪魔をする」プライドと偏見 ezuさんの映画レビュー(感想・評価)
「愛してる」と認めるには男のプライドが高すぎ「愛してる」と応えるには女の偏見が邪魔をする
映画を見ていてつい欲が出るのは「いい風景が出てこないか」ということ。
そんな気が起きないほど入りこんでしまった時でも、
はっとするきれいな風景に出会うと生涯忘れられないものとなる。
ケビン・コズナーの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」そして メル・ギブソン、ジョディ・フォスターの「マーベリック」一瞬で消えた風景は広大なひろがりと果てしない奥行き。ディテールは曖昧でもそこにある空気はストーリーがもたらす印象であっても忘れがたい。
「愛してる」と認めるには、男のプライドが高すぎ「愛してる」と応えるには、女の偏見が邪魔をする『プライドと偏見』
18世紀イギリスの田舎、青く霞む遠い山々、うっそうと茂る森が小高い草原の近景につながる無音の早朝。下手から瞳のきれいな美女・キーラ・ナイトレイ。上手から陰鬱そうな美男・マシュー・マクファディンが登場。
小難しいセリフを吐きながらひしと抱き合う。二人が家財産を捨てて駆け落ちしてくれたらよかったのに、そうはならなかった。排気ガスも酸性雨もない、澄んだ空気が匂う青い風景。また忘れられない風景となった。
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