「教養と品格だけが淑女ではない」プライドと偏見 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
教養と品格だけが淑女ではない
個人評価:3.7
何よりも淑女紳士を重んじる18世紀イギリスの、価値観や考え方が興味深い。
中流階級なうえに、跡継ぎがいない主人公の家柄だからこそ、心にも余裕がなく偏見とレッテルを着せ人を見てしまう。そんな家柄でもモテモテの長女・次女に育ったのは、5人の娘を持つ父親の深い愛であろう。相手の家柄よりも、まずは娘の気持ちを尊重する。そんな上流階級にもなびかないプライドが主人公である次女にも受け継がれている。
ただ単に淑女というだけではない彼女に、ダーシーも心惹かれたのだろう。
品もあり芯が強い主人公がキーラ・ナイトレイの表情によく合っている。
コメントする