「恐怖だけでなく痛みも感じる」蝋人形の館 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖だけでなく痛みも感じる
心理的にせまってくる感じがいい。途中からゾクゾクきたので、部屋の電気を消して鑑賞を続けた。登場人物たちは、のんきにキャンプを楽しんでいるが、見ているこっちは殺人鬼が迫っていることを知っているからずっと緊張状態でドキドキする。
悪霊よりも、イカれた殺人鬼の方がやっぱり恐いね。悪霊だったら一瞬で殺されるけど、『蝋人形の館』の殺人鬼に捕まるととんでもない苦痛と恐怖が待ってるから。
この『蝋人形の館』は、観客に体の痛みを感じさせるのがうまい。絶対、それされたらとんでもない激痛が走るっていうシーンを強制的に追体験させるんだもんね。僕は、車のドアに指を挟んで悶絶した自分の過去記憶が蘇って、悪い汗がでた。
さすが傑作『エスター』の監督だけあってとてもよかった。マイ・ケミカル・ロマンスのエンディング曲もすごくいい。マイ・ケミカル・ロマンスも思い出したことだし、ジャック・バウアーのバカ娘にも会えていいことずくめだった。
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kossyさんのコメント
2020年5月24日
コメントもありがとうございます!
制作裏話で、火災が原因で全部燃えてしまったということだったのですが、それだけもかなりの出費。無事に映画完成してるので凄いと思いました。
そっか、エスターの監督だったのですね・・・
観客を操るのも上手いです!