劇場公開日 2005年10月22日

「恐怖だけでなく痛みも感じる」蝋人形の館 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5恐怖だけでなく痛みも感じる

2020年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 心理的にせまってくる感じがいい。途中からゾクゾクきたので、部屋の電気を消して鑑賞を続けた。登場人物たちは、のんきにキャンプを楽しんでいるが、見ているこっちは殺人鬼が迫っていることを知っているからずっと緊張状態でドキドキする。

 悪霊よりも、イカれた殺人鬼の方がやっぱり恐いね。悪霊だったら一瞬で殺されるけど、『蝋人形の館』の殺人鬼に捕まるととんでもない苦痛と恐怖が待ってるから。

 この『蝋人形の館』は、観客に体の痛みを感じさせるのがうまい。絶対、それされたらとんでもない激痛が走るっていうシーンを強制的に追体験させるんだもんね。僕は、車のドアに指を挟んで悶絶した自分の過去記憶が蘇って、悪い汗がでた。

 さすが傑作『エスター』の監督だけあってとてもよかった。マイ・ケミカル・ロマンスのエンディング曲もすごくいい。マイ・ケミカル・ロマンスも思い出したことだし、ジャック・バウアーのバカ娘にも会えていいことずくめだった。

bion
kossyさんのコメント
2020年5月24日

コメントもありがとうございます!
制作裏話で、火災が原因で全部燃えてしまったということだったのですが、それだけもかなりの出費。無事に映画完成してるので凄いと思いました。
そっか、エスターの監督だったのですね・・・
観客を操るのも上手いです!

kossy
かいりさんのコメント
2020年5月24日

早速のご鑑賞ありがとうございます🙉🙉『エスター』とはまた違った怖さでいいですよね。キムの彼氏が蝋人形にされていく過程がいちばんゾクゾクします。

かいり