ゲット・オン・ザ・バスのレビュー・感想・評価
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メッセージサイドが強い
リー先輩は黒人メッセージ性とドラマ性やエンタメサイドを両立させるところに特長が表れますが、今回はメッセージ性がかなり前面に出されています。
一種の群像劇でありロードムービーでもありますがとくに前半は冗長な印象があります。
後半以降は話が動いてメリハリが効いています。
相変わらずカミソリのような映像感覚は満載です。
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"フクロウ号"
生まれた環境も現状や考え方も様々、人種が同じであれブラザーとしての同志たちは意気投合しながらも時には言い争いや罵詈雑言が飛び交う珍道中。
自分の立場も変われば差別される側からする側に、登場人物それぞれのドラマが非難されたり悲観されたり、厳しくも優しさが溢れるような甘さが印象的にも。
人種や宗教、価値観よりも何気ない日常でのトラブルから争う人間同士、そこには強い人間と弱い者、闘うことよりも思いやりが大切、怒りよりスパイク・リーの人としての優しさを感じる。
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