「後味の悪さが好みの分かれそうな映画」ミスティック・リバー 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
後味の悪さが好みの分かれそうな映画
少年時代の旧友である3人を中心に、ほとんどの登場人物が地元の人間という、狭い世界でストーリーが展開していく。登場人物は被害者の父親の友人であったり、かつての共犯者の息子であったりと、顔見知りばかり。そのため互いの人となりを知っている。だからこそ刑事も彼らに疑いの目を向けやすい。そして視聴者は登場人物の人間関係を知った上で、誰が真犯人なのか、先の展開が気になる構成になっているのが秀逸。
しかし真相は意外とあっけなく、後味の悪さが残るのが、好みの分かれそうな映画。
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