「有り得ない設定って嫌いじゃないけど」ゲーム 77さんの映画レビュー(感想・評価)
有り得ない設定って嫌いじゃないけど
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好きなタイプの話なはずなのになんだかもやもやする不思議な作品w
ちょっと中弛みはしたものの、話としては面白かったと思います。主人公もトラウマを克服できたことで優しくなれて本当に良かった。
ただ作中でネタばらしをし始めてから急に置いてきぼりにされた感があって、
多分もやもやの正体はうまくいえないんですがあの会社に対する不信感なんだと思いますw
善意からやっている会社だろうし、ああでもしなきゃ人生観が変わらない人たちの人生をより良くしているんだから、料金がかかったってお客さんとのギブアンドテイクも成立してるし、文句のつけようがないんですが、
会社の人全員があまりにも自分の感情がなく仕事に徹しすぎているので、
ネタばらしのあとの拍手のON/OFFの切り替えの早さが逆に怖いというか、
何日もあんな大人数が動いているにも関わらず(しかも仕事の内容が内容だし)ただの1人もヘマの1つしないなんてプロというより機械のような感じがして。
それにやっぱりいくらなんでも荒療治すぎるw
人間はロボットじゃないからそんなに計算通り思い通りにはならないし、
あんだけ精神的に追い詰めたら成功する前に自殺するような人もいたっておかしくない。
そういうのを防ぐためのあの緻密なテストなんでしょうけどそれを「絶対」にして、
あんなにでかい組織にまでしたところにすごく危うさを感じるので(しかも社員が人を相手の商売で完全に割り切れるくらい教育してる)やっぱりすごいブラックだなと思ってしまうのですw
だからおめでとう!ありがとう!ハッピーエンド!って感じがちょっと薄気味悪くて
いい話なのにもやもやが残ってしまいました。
ただ私はあのゲームやってみたいですw
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