「死の商人」ロード・オブ・ウォー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
死の商人
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ウクライナ難民から名だたる武器商人に成り上がったユーリ・オルロフ(ニコラス・ケイジ)の回想録のような話、本来ならユーリーを悪の権化、インターポールを善として攻防をサスペンスタッチで描くと思ったがユーリーの独白で物語が進んでゆく、頭ではユーリーの生き方など到底是認できるはずもないのだがニコラス・ケイジのイメージで誤魔化されてしまう演出手法には脱帽だ。
映画が武器商人の実態かどうかは知る由もないがアンドリュー・ニコル監督・脚本はかなりリサーチしたようだ、モデルは数人いたらしいが中でもソ連崩壊で大儲けをした元KGBの武器商人ビクトル・ボウトが有名で放映後の2008年タイで拘束され法廷闘争の後2012年に反米テロ組織に武器を売った罪状で禁固25年を言い渡されている、映画では釈放されていたが後日談のような話である、映画化が影響したかは不明だが目立ち過ぎては得意先からも切られるということか・・。
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