「帰る場所」ジャーヘッド 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
帰る場所
この作品を観て2つ思った事
1つ目はミリタリー作品でありながら戦闘シーンはほとんどなし、なのでストーリーはわりと淡々と進みました
でも退屈してつまらない事は全くなく、こんな駐屯地での日常があるんだという事
毎日のように敵と対峙する軍人さんもいれば、この作品のようにずっと出撃命令を待つだけの軍人さんも
1度も銃撃に合わず無事に帰国できて良かったと思うのですが、厳しい訓練を受けたのにも関わらず一度も銃を撃つ事なく帰国する事に虚しさを感じているようでした
2つ目は「帰る場所」
無事帰国して家族のもとや恋人のもとに帰ったのに、そこに幸せがあるわけじゃないという事
帰国してからの生活に馴染めず、そこが居場所ではないように、いるべき場所が砂漠であるかのように
この作品でも帰還兵が生きる難しさが描かれていました
いろんな作品でそう描かれるように、元のその人に戻れないのかもしれません
普段は緊張感などなく、いつもふざけた事を言ったり常にワイワイガャガチャと高校生みたいで、でも相手を思いやるさり気ない優しさもあったり、あんな感じで絆ができていくように思いました
観てる時より観終わってからの方がじわじわ良さがくる作品でした
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